1:プロセス中心設計の手順
①業務処理分析:DFD(データフローダイヤグラム)などを用いて、業務やシステムにおける各機能の関係を整理する。
②機能分析:機能を分割し、詳細化していく。
③機能設計:各機能の仕様を定義する。
④プログラミング:使用に従って実装する。
⑤テスト:テストを行う。
2:DFD(データフローダイヤグラム)
DFDは、プロセス間のデータの流れに注目してシステムや業務を分析し、全体像を図式化する方法です。
DFDの表記ルールとして、
・データの流れには必ずプロセスを介在させる。例えば、データストア(ファイルやデータベースの表がデータストアに相当する。)からデータストアにデータフローを設けてはならない。
・各プロセスは、必ず、入力のデータフローと出力のデータフローを持つ。
DFDは、概要から小サイズへと段階的に詳細化して作成します。最も大まかなDFDは、ターミネータとプロセス1つで描かれます。これをコンテキストダイアグラムと言います。最終的には、1つ1つのプロセスに対して機能仕様が作成できるレベルにまで詳細化します。