コンピュータを動かすためには、手順を細かく記述しなければなりません。処理の手順のことをアルゴリズムと言います。アルゴリズムには様々な種類がありますが、中でも、データを探すアルゴリズムは、最も基本的で重要なものです。
データを探すアルゴリズム(探索アルゴリズム)には、線形探索、二分探索、ハッシュ法があります。線形探索は、探す対象範囲がどのような状態でも利用できますが、素早くデータを探すことができません。二分探索は、探す対象範囲が昇順や降順に並んでいる必要がありますが、比較的早くデータを探せます。ハッシュ法は、し早くデータを探せますが、メモリの利用効率が良くないという欠点があります。
1:時間計算量(オーダ)
時間計算量(単に計算量ということもあります。)は、データ数が増加した場合に、処理時間がどの予定度増加するのかを示す指標です。アルゴリズムの効率の良さを表す指標として使われています。
オーダ記法(O記法)という記法を用いて、O(n)などのように書きます。なお、nは処理するデータの数を表しています。
(良い) O(1) O(log n) O(n) O(nlog n) o(n C) (悪い)
O(1)は、データ数に関係なく処理時間がほぼ一定であることを意味します。