1:ペルソナ
ペルソナとはマーケティングの用語で、「サービスを使用するユーザー」のことです。
似た言葉に「ターゲット」などがありますが、ペルソナはそれらよりも詳細に「サービスを使用するユーザー」を決めます。
年齢層や、職業。性別や、現在の境遇などまで決めることで、よりリアルに使用者の目線でサービスを考案できます。
2:アプリのペルソナを確認
「ペルソナを定義」
名前は、Aさんにします。
下記の順番でペルソナを決めていきましょう。
性別と年齢
職業
趣味
まず、性別と年齢層を決めます。
写真を共有するアプリケーションを考えているので、「性別は女性」に設定します。
一眼レフなどをカメラを購入する人が多いため、「年齢は20代」とします。
次に職業を決めます。
職業は、残業のあまりない会社で、ジャンルは設定しないようにします。
終業後の時間や、休日の時間を有効活用したいと考えています。
次に趣味を決めます。
趣味は、綺麗な写真などをSNSなどで集めたり投稿することです。
SNSを数種類と、ネットサーフィンで探したりすることもあるので、1つにまとめて管理できたら便利なのに・・・と思っています。
友人同士でお気に入りの写真をシェアして、コメントし合えたら面白そうだなといつも考えています。
以上で、3つの項目を深く考えます。
今回ペルソナから読み取った課題は、下記の通りです。
①好きな写真がSNSやサービスごとに複数存在し、管理しにくいという課題
②写真をChromeなどの「お気に入り」や「ブックマーク」では、友人とシェアしにくいという課題
③友人のお気に入りの写真をみたりコメントしたいが、そのようなサービスがないという課題
Aさんは、純粋に写真を共有し楽しみたいだけですが、そこには多くの課題がありました。
3:ユーザーストーリー
ユーザーストーリーとは、「ペルソナの課題に対して、どのような機能で解決していくのか」を明確にしたものです。
たとえば、ペルソナの課題が「人気の映画情報をストックしたいけど、パンフレットなどを貯めておくと場所も取るし管理ができない」という課題だった場合、「人気の映画の一覧を表示する」という機能がユーザーストーリーになります。
「課題を改めて見直します。」
①好きな写真がSNSやサービスごとに存在し、管理しにくいという課題
②写真をChromeなどの「お気に入り」や「ブックマーク」では、友人とシェアしにくいという課題
③友人のお気に入りの写真をみたりコメントしたいが、そのようなサービスがないという課題
次に、課題を解決できる機能を考えます。今回は、すでにSNSなどへアップされている画像のリンクを使用し、写真を共有できるアプリケーションを作成します。
インターネット上で写真を共有し、それに対してユーザーがアカウントを持ち、コメントができるアプリケーションにすれば解決できます。
また、共有された写真はいつでも検索できるようにしておけば写真の管理ができます。
下記のように必要な機能をまとめます。
①写真の共有機能がある。(削除や編集機能もつける)
②ユーザーの管理機能がある
③共有された写真に対して、コメントをつけられる。
④共有された写真を検索できる