1:ハブ
羽生は、さまざまな機器を一まとめに接続する集線装置です。ハブには、リピータハブとスイッチングハブがあります。
①リピータハブ
電気的に信号を中継する装置です。あるポート(接続口)から来た電気信号を、他のすべてのポートへ伝えます。電気信号を中継することを、「物理層レベルでの中継を行う」と言います。
②スイッチングハブ
MACアドレスを見て、必要なポート(接続口)にだけフレームを中継する装置です。MACアドレスを見て、中継することを、「データリンク層レベルでの中継を行う」と言います。
2:モバイル通信
ノートPCやタブレット端末などを屋外に持ち出して、無線LANスポットや携帯電話網を利用して通信を行うことをモバイル通信と呼んでいます。モバイル通信のためのサービスは以下にまとめます。
①LTE:携帯電話事業者が提供している100Mビット/秒以上の高速伝送を可能にした無線通信サービスである。スマートホンの通信に多く利用されている。
②WiMAX2/2+:最大で440Mビット/秒の高速伝送を可能にした無線通信サービスである。国内ではUQコミュニケーションズ社がサービスを提供している。
③5G:LTEの次の世代となる通信サービスである。第5世代移動通信システムなので5G(Gは世代を意味するジェネーションの頭文字)と表記する。3〜10Gビット/秒での通信ができることを期待されている。
④広州無線LAN:無線LANのアクセスポイントを街中、店内、駅構内などに設置し、無線LAN通信を提供するサービス。公衆無線LANサービスができる場所を無線LANスポット(WiFiスポット)と呼ぶ。無料で利用できるものもあれば、有料でサービスを提供しているものもある。
3:モバイル通信サービス関連用語
①MVNO
自社で移動体通信サービスに必要な基地局(街中に設置したアンテナなど)の解説・運用を行わず、他の移動体事業者が提供する移動体通信サービスを使ってサービスを提供する事業者。いわゆる格安通信プランを提供している事業者がMVNOであることが多い。
②SIMカード
加入者(電話番号)を識別するためのICカード。スマートホンなどの端末にSIMカードを挿入することによって、通話や通信が可能となる。