LoginSignup
0
1

More than 3 years have passed since last update.

python jsonモジュールの覚え書き データの取得、ファイルへの読み書き

Last updated at Posted at 2019-09-14

Pythonでのjsonデータの処理について

Pythonのjsonモジュールでjsonファイルからの読み込み、データの文字列 ⇔ 辞書型変換、ファイルへの保存を行う。
【Python入門】JSON形式データの扱い方を参考に、複数箇所引用した上で、自分用に注釈、変更している。

jsonとは

JSON は「JavaScript Object Notation」の略で、「JavaScript 言語の表記法をベースにしたデータ形式」と言えます。
JSON では、ある数値と、その数値の名前であるキーのペアをコロンで対にして、それらをコンマで区切り、全体を波かっこで括って表現します。

【参考1】
(つまりPythonの辞書型に似ている)。

jsonファイルの読み込みと型変換

dict型としての読み込み

↓このようなjsonファイルがある【参考1】。

test.json
{
 "book1":{
"title": "Python Beginners",
 "year": 2005 ,
"page": 399
},
"book2":{
 "title": "Python Developers",
 "year": 2006 ,
"page": 650
 }
}

まずはload関数を実行する。実行場所と同じディレクトリにtest.jsonがあるとする。

jikkou1
import json
var1 = open('test.json','r')    #第一引数はtest.jsonまでのパス。jsonファイルを開く
var2 = json.load(var1)    #開いたファイルを JSON として読み込む
var1.close()    #ファイルが開いたままなので閉じる。

var1,var2は任意の変数。jsonファイルを絶対パスで指定するならば、
var0=open('C:/Users/user_name/json_directory/test.json','r')
のように / でディレクトリを区切る。

下は実行結果の確認

kakunin1
#それぞれの変数の型を調べてみる。
In [81]: type(var1)
Out[81]: _io.TextIOWrapper    #これはファイルのオブジェクト

In [82]: type(var2)
Out[82]: dict                 #var2は辞書型

In [85]: import pprint        #整形出力のモジュール
In [86]: pprint.pprint(var2)    #var2の内容を整形して出力
Out[86]: {'book1': {'page': 399, 'title': 'Python Beginners', 'year': 2005},
          'book2': {'page': 650, 'title': 'Python Developers', 'year': 2006}}

In [85]: やOut[86]: はIPythonでの表示、実際には入力、出力しない。
結果から、jsonファイルを読み込んで辞書型の変数として扱うことができている。

Pythonでのjsonデータの型は2種類

文字列型(str型)と辞書型(dict型)である。
文字列型では、階層の情報までを文字列に含んで、1行の文字列としてデータを格納している。辞書型では、元々持っている階層構造を活かしてjsonの情報を扱っている。

jsonデータの型変換 dict → str

JSON ファイルを load 関数で読み込むと、Python で扱いやすいように辞書型で保存される。文字列型として扱いたい場合は、辞書型から文字列型へ変換する。辞書型から JSON 形式の文字列への変換は dumps 関数を使う。

jikkou2
import json

var1 = open('test.json', 'r')    #ファイルを開く
var2 = json.load(var1)           #辞書型で読み出し
var3 = json.dumps(var2)          #文字列型に変換
var1.close()                     #開いたファイルは閉じる。

jikkou1からdumps文が追加されている。

kakunin2
In [91]: type(var1)
Out[91]: _io.TextIOWrapper

In [92]: type(var2)
Out[92]: dict

In [93]: type(var3)
Out[93]: str
#つまりvar2(dict型)がvar3(str型)に変換されている
In [94]: print(var3)
Out[94]: {"book1": {"title": "Python Beginners", "year": 2005, "page": 399}, "book2": {"title": "Python Developers", "year": 2006, "page": 650}}

dumps は辞書型を引数にとり、それを文字列に変換して返す関数です。

jsonデータの変換 str → dict

逆に文字列型から辞書型への変換も行える。
loads関数を用いる。

jikkou3
import json

var1 = open('test.json', 'r')
var2 = json.load(var1)
var3 = json.dumps(var2)
var4 = json.loads(var3)
var1.close()

確認してみる。

kakunin3
In [85]: import pprint    #整形出力のモジュール
In [97]: type(var4)
Out[97]: dict

In [98]: pprint.pprint(var4)
Out[98]: {'book1': {'page': 399, 'title': 'Python Beginners', 'year': 2005},
          'book2': {'page': 650, 'title': 'Python Developers', 'year': 2006}}

結果からvar4は辞書型になっている。

jsonデータのファイルへの書き込み&保存

辞書型を使って書き込み

読み込んだり、作成したりしたjsonデータをファイルへ書き込み、保存していく。
同じディレクトリにsave.json 、save.txtを作成して保存する。

jikkou4
import json
var1 = open('test.json', 'r')    #第一引数はtest.jsonまでのパス。読み込みたいjsonファイルを開く
var2 = json.load(var1)           #辞書型として読み込み

var5 = open('save.json', 'w')    #第一引数は保存したいファイルのパス。
#var5 = open('save.txt', 'w')    #txtファイルでも同様に操作できる
json.dump(var2, var5)
var5.close()    #close()を実行した時点で保存される。

'w'モード(上書き)でopen()を実行したとき、指定したファイルが存在しなければファイルが新たに作成され、存在すれば上書きされる。続けて書きたい場合は'a'モードでファイルを開く(多分使わない)。

結果

2019-09-15 (3).png

ファイルが作成されている。

文字列型を使って書き込み

文字列型からjsonファイルを作成するときは、単純にopen()関数の機能を使えば良い。

jikkou5
var1 = open('test.json', 'r')    #読み込みたいjsonファイルを開く
var2 = json.load(var1)           #辞書型として読み込み
var3 = json.dumps(var2)          #文字列型へ変換

var5 = open('save.json', 'w')    #第一引数は保存したいファイルのパス。
#var5 = open('save.txt', 'w')    #txtファイルでも同様に操作できる
var5.write(var3) 
var5.close()    #close()を実行した時点で保存される。
#dumpsは文字列に変換するときに、下のように整形を含むこともできる。
#var3 = json.dumps(var2, sort_keys=True, indent=2)

結果

jikkou4と同様のファイル出力が行われる。

まとめ

jsonを読み書きするための関数は以下の通り、

matome
#読み込みと変換
import json
var1 = open('test.json','r')   #jsonファイルを開く、第一引数はファイルパス
var2 = json.load(var1)         #jsonデータを辞書型で読み取る
var3 = json.dumps(var2)        #辞書型を文字列型に変換
var4 = json.loads(var3)        #文字列型を辞書型へ
#書き込みと保存
var5 = open('save.json', 'w')  #書き込みファイルを開く
json.dump(var2,var5)           #辞書型データを書き込み
var6 = open('saves.json', 'w') #書き込みファイルを開く
var6.write(var3)               #文字列型データを書き込み
var5.close()
var6.close()                   #ファイルを閉じて保存

loadとloads、dumpとdumpsはそれぞれ機能が違うので注意。
データの内容を書き換えたり、追加したりといった処理は#書き込みと保存の前に入れれば良さそう。

おまけ

open()からclose()の処理はwith文で簡略化できる。

omake
#書き込み部分にて
#var5 = open('save.json', 'w')
#json.dump(var2,var5)
#var5.close()
#だったのをwith文で
with open('save.json', 'w') as var5:
     json.dump(var2,var5)

これならclose()のし忘れを防げる。

参考リンク

【参考1】【Python入門】JSON形式データの扱い方

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1