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【Go言語】byte型ってなんだ

Last updated at Posted at 2021-07-18

byte型

Go言語ではファイルの読み込みの際に以下のように、byte型の配列やスライスを扱っていることがよくあります。

buf := make([]byte, 64)
for {
        n, err := fp.Read(buf)
        if n == 0 {
            break
        }
        if err != nil {
            panic(err)
        }
    }

そもそもbyte型とは何でしょうか。
byte型とはuint8型の別名です。
uint8型は8bit、つまり1バイト分の表現が可能です。(10進数では 0~255)
分かりやすさの点から、1バイトを単位として処理を行う際にuint8ではなく、byte型を行うという慣習がGo言語ではあると考えられます。

最小値 最大値
byte (uint8) 0 255
uint16 0 65535

Go言語とUTF-8

Go言語では、文字型はUTF-8の文字列として扱われます。
UTF-8では、アルファベットは1バイトで表現可能です。

アルファベット UTF-8 文字コード (16進数) UTF-8 文字コード (10進数)
a 61 97
b 62 98
c 63 99

また、ひらがなでは3バイトが必要になります。

ひらがな UTF-8 文字コード (16進数) UTF-8 文字コード (10進数)
E3 81 82 227 129 130
E3 81 84 227 129 132
E3 81 86 227 129 134

string型を[ ]byte型に変換する

string型の文字列を []byteで囲むことで
string型を[ ]byte型に変換することが可能です。

aという文字がbyte型では
10進数の文字コードで出力されていることが分かります。

func main() {
	fmt.Println([]byte("abc")) // 出力: [97 98 99]
}

このように、文字列を扱う場合、1バイトを単位としていることが分かります。
そのため、文字列を扱った処理を行う際に、byte型を用いるということが多くなっています。

ひらがなは3バイトを必要としていることも分かります。

func main() {
	fmt.Println([]byte("あ")) // 出力: [227 129 130]
}

[ ]byte型をstring型に変換する

先程とは逆で、
[]byte型のスライスや配列を stringで囲むことで
string型を[ ]byte型に変換することが可能です。

func main() {
	byteslice_abc := []byte{97, 98, 99}
	fmt.Println(string(byteslice_abc)) // 出力: abc

	byteslice_あ := []byte{227, 129, 130}
	fmt.Println(string(byteslice_あ)) // 出力: あ
}

(余談ですが、Go言語で変数名にひらがなを用いることができます。)

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