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アウトプットのメリットとは?

Last updated at Posted at 2021-03-10

はじめに

この記事では、外部への発信(アウトプット)にどの様なメリットが存在するのかをまとめてみたいと思います。私自身外部への発信は定期的に行っているのですが、まだまだ外部への発信が活発にされていないなと感じる場面が多々あり、この記事を作成しようと思い立ちました。

この記事では以下の事柄について考えてみたいと思います。

  • アウトプットの定義について。
  • アウトプットを阻んでいる心理的な要因・障壁とは何か。そして、それに対する対策。
  • 外部への発信にどの様なメリットがあるのか。

この記事によって、外部への発信をしたことがないエンジニアが少しでも発信するようになっていただければ幸いです。
至らぬ点も多々あるかと思いますが、間違いなどあればご指摘いただけると幸いです。

アウトプットの定義

ここでひとまず、アウトプットの定義について少し考えてみます。

一言に「アウトプット」と言っても、様々な種類が存在します。エンジニアが普段から行って
いるコーディング・テスト仕様書の作成・ドキュメンテーション・メールの作成なども、自分の知識を外に出すという意味で広い意味でのアウトプットでしょう。

それを踏まえて、この記事ではアウトプットを以下の2種類に大別したいと思います。

閉じたアウトプット

まず、一つは自分の所属している組織・あるいは会社間などだけに公開される、閉じたアウトプット(クローズドアウトプットとここでは呼称します)があります。外部で発信されずにどこかの会社・組織間だけに限定されている成果物と捉えるとわかりやすいかもしれません。
具体的には仕事で行っているコーディングやドキュメンテーションなどはこちらに該当するかと思います。

開けたアウトプット

そして、もう一つには、世界に向けてのアウトプット(ここではオープンアウトプットと呼称します)があります。
具体的には、Qiitaの記事の投稿、StackOverflowへの回答、OSSへのコントリビュートなどといった全世界に発信される様なアウトプットはこちらに該当します。

この記事での定義

この記事では、アウトプット=オープンアウトプットという意味で定義いたします。よって、世界に自分の知識・知見を公開する事によるメリットについて考察してゆけたらと思っています。

アウトプットに対する心理的障壁

アウトプットへの定義が終わったところで、次にアウトプットすることに対する心理的な障壁とはなんでしょうか。少し考えてみたいと思います。

ネガティブな反応が返ってきそう👿

これは確かに世界に向けて発信している以上、止むを得ないところですね。
コードレビューにおいてもコードについて指摘されただけなのに、人格まで否定されたような気分になる物です。

全く場違いな場合は無視、そして核心をつくような意見に関しては、それを受け止め、後学のためという認識を持って望むというのがベストかと思います。

知識不足(だと思っている)💧

自分にはアウトプットするだけの知識・知見・経験が無い、、と自分で思っているということもあります。
しかし、私は全てのエンジニアには共有できる知見や知識が備わっているのでは無いかと思っています。

今まで蓄えた知識・経験はもちろん人それぞれによって異なり、一つとして同じ物などありません。
既に世の中に出ている知識などをアウトプットするという、いわゆる"車輪の再発明"でも大丈夫だと思います。(もちろん他の人の記事を丸々コピーするなどといった行為はダメですが)

後述しますが、アウトプットをすることで様々なメリットが享受できます。ほんの些細な気づきでも、他のエンジニアの方からしたら全然解決できない不具合を解消できた!ということにも繋がります。

私自身、そういったアウトプットに何度も助けられました。

アウトプットのメリットとは?

アウトプットのメリットについては、こちらの記事が大変参考になります。

なので、少し繰り返しになってしまうかもしれないですが、ここではあえて外部への発信をするということについてのメリットについて考察してゆきたいと思います。

様々なプロフェッショナルからのフィードバックをもらえる

私はこれが一番のメリットかなと感じます。
外部へのアウトプットは、国内のみならず海外の方からもフィードバックをもらえたりすることもあります。
そういった様々な方の意見はもの凄く参考になりますし、新しい発見にも繋がります。そして、個人のスキル・技術力の底上げにも繋がります。

他社エンジニアとの交流

また、他社のエンジニアの方との交流にも繋がるかと感じます。
例えば、外部向けのLTなどでアウトプットする際にも話をする時の話題にも繋がりますし、交流するきっかけに繋がります。記事や投稿を読んでTwitter, Facebookなどをフォローするみたいな事にも繋がるのかなと感じます。

交流の幅が広くなると、フィードバックや意見をもらいやすくなったりもします。

調べる力・文章力がつく

これはどういうことかといいますと、外部へ発信する際には、少なからず他者の目を気にするかと思います。

要するに外部への発信をし、他の人からの目を気にする事によって、より丁寧に調べたり、丁寧に文章を作成する習慣が付くかと思っています。

自分の文章を推敲するのは、恥ずかしいと思うかもしれないですが、私は文章を書く時や、コードを書いてプッシュする際にも必ずセルフレビューを行うようにしています。その習慣は外部への記事の発信などで鍛えられたと思っています。

社外・社内からの評価

社外・社内からの評価ということもあるでしょう。
Qiitaなどで積極的にアウトプットをすれば、社内および社外でその姿勢が評価されることもあるかもしれません。

外部への発信が積極的に評価に繋がる様な風土が出来上がってくれないかな、と密かに思っていたりもします。

まとめ

外部への発信という行為自体は、誰かから強制されてやる物ではありませんが、エンジニアのスキル・技術力などを底上げするためにとても役に立ちます。
そして、外部への発信は思いもよらない、自分では考えもつかなかった気づきを与えてくれることがあります。

一人でも多くの方が積極的にアウトプットをしていただけると幸いです。

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