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オークファンAdvent Calendar 2018

Day 5

開発環境がWindowsからMacになったときにしたこと

Last updated at Posted at 2018-12-04

はじめに

オークファンの佐藤です。Judas PriestとBABYMETALがシンガポールで共演する話題に心振り回されながら、記事を書いています。
会社がアドベントカレンダーを始めたので便乗してみました。

本当はテック的な小ネタを考えていたのですが、オークファンに入社して、Macの開発環境に初挑戦したときの思い出を書こうと思います。

仕事でMac

オークファンに入社するににあたり、特にPC環境について何も聞かれず、入社してみたら、MacBook Proが用意されていました。
実は今まで、業務でMacを使ったことはなく、開発マシンはずっとWindows環境でした。

いちおう家にMacはあったものの、持ち運び用のノートとして使っていたので、ガチの開発用に使ったことはありませんでした。
それがいきなり、成果とパフォーマンスを求められる開発用環境として、Macです。

確かにWeb開発といえばMacだよね、と思いつつ、 (´-`).。oO(あ、どうしよう) と思ったのでした。

入力インターフェイスに慣れる

MacはWindowsとキー配列が違います。開発時には地味に大きなポイントです。
ただ、Macは日本語キーボードですが、外付けキーボードは英語でも問題ありません。これはWindowsより優れている点ですね。

カスタマイズ

「システム環境設定」-「キーボード」-「修飾キー」から、Capslock -> Control Control -> Command に変更。
これだけで、Mac流のCommandキーのショートカットを、HHKBと同じ感覚で使い続けることができます。
MacのCtrlキーを使った各種ショートカットは、Windowsの通常キーボードで馴染みのある左下キーで使えるので、違和感激減。

外付けキーボードは別のカスタマイズが可能なので、キーボードの配列に応じてカスタマイズができます。
ちなみにキーカスタマイズ定番ソフトの karabinerは使っていません。

スクロール方向を変える

自宅と同じLogicoolのトラックボールM570を使っていて、操作感はいつもと同じ……なのですが、どうしてもスクロール方向が自宅のWindowsと反対になるのが気持ち悪く、あえてWindowsに合わせました。 
「システム環境設定」-「トラックパッド」-「スクロールとズーム」から、「スクロールの方向:ナチュラル」のチェックボックスを外します。

開発環境を作る

そしてドキュメントに従い開発環境を作ります。ひたすらインストールするだけです。

オークファンは PHPStormのライセンスを持っていました。設定すればなかなか便利なので、使っています。
DBはMySQLメインで、クライアントにSequel Proを使います。
VMで開発するので、VirtualBoxVagrantも。これはWindows時代と同じ。
メーラーはGmailなので不要。一応Microsoft Officeもインストールします。
Macはデフォルトでgitが入っているので、Githubのアカウントを作って、念のためSourceTreeも入れておく。
そして初体験のSlack……

ここまでの環境比較をまとめます。

環境 〜前職 現職
PC Windows Mac
IDE Eclipse PHPStorm
DBアクセス MySQL Workbench Sequel Pro
端末 Git Bash ターミナル
VM VirtualBox + Vagrant 同じ
バージョン管理 BitBucket Github
バージョン管理GUI Egit & SourceTree 同じ
メール Gmail 同じ
オフィス MS Office 同じ
チャット なし Slack

(´-`).。oO(問題はエディタとDiffツールでした)

(´-`).。oO(率直に言ってコマンドラインとVimが苦手でした)

サクラエディタへの愛情

過去の私はサクラエディタ使いだったのです。
テキスト系の処理はCtrl + Fの検索、Ctrl + Rの置換、Ctrl + GのGREP機能で、だいたいこなせました。
特にEclipseのフォルダ検索があまり頼れなかったため、GREPは頻繁に使っていました。

しかし、Macにはサクラエディタがない。
正規表現のスキルはサクラエディタでだいぶ身についたが、コマンドで検索・置換・grepする経験があまりなく、IDEに頼ってばかり……

WinMerge

そしてもう一つ、Diffツールとして、どうしてもWinMergeは手放せませんでした。
コピペコードの比較、CSVファイルの内容比較など、テキストファイルを比較する場面はとても多いのに、MacのDiffツールは、どれもどこか弱い。
CompareMergeは起動しなかったし、Vimdiffも慣れなかった。

救世主VSCode

(´-`).。oO(WindowsとGUIに慣らされた私を救ってくれたのは、やはりMicrosoftでした)

カジュアルに使えるエディタ

Visual Studio Codeは、vim的なルールを覚える必要はありません。
誰でもカジュアルに使えます。

デフォルトで使えるエディタ

カスタマイズ性も十分ですが、インストールしてすぐ使えることもとても重要です。
Visual Studio Codeは、その点で必要十分な機能を持っています。

正規表現の使えるエディタ

Command + F でファイルを検索できます。
Command + Option + Fで置換できます。

検索・置換ウィンドウを開いた状態でCommand + Option + Rを押すと、正規表現オプションがつきます。
使い方はほぼサクラエディタと同じ。ただし置換時のプレースホルダに\nは使えず、$1...です。

ファイル比較のできるエディタ

比較したいファイルをドラッグ&ドロップして、Command + Shift + Pから Compareと入力して出てくるオプションから、ファイル間の比較ができます。

sortもできる

行をCommand + Aで選択した上、Command + Shift + Pから Sortと入力して出てくるオプションから、選択行を昇順・降順でソートできます。

拡張できるエディタ

(´-`).。oO(この点はあまり詳しくないので割愛します)

結論

WindowsからMacに環境が変わっても、変わるのはソフトと使い方だけです。
開発環境は変わってもサーバーは同じLinuxですし、ブラウザベースで動くソフトウェアを作る点では同じ。
最終的には、Macでの開発に馴染むことができました。

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