7
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

エルゴノミクスキーボード・X-Bowsを買ってみた

Last updated at Posted at 2018-09-12

キーボードがまた増えた

突然ですが、小型エルゴノミクスキーボードのX-Bowsを買いました。
ひととおり設定を済ませて、約一ヶ月程度オフィスで使っているので、使ってわかったことをお届けしたいと思います。

IMG_5461.JPG

ちなみに、職場である株式会社オークファンの環境はMacBook Proなので、キーカスタマイズは自宅で行っています。

# いいところ

機能全部入り

購入時に軸の選択が可能。専用アプリ(Windowsのみ)を使うと、LED配色・キー配置のフルカスタマイズができます。
設定内容はキーボード内に格納できるため、Macでも利用可能。
ショートカットキーを使うと、プリセットを瞬時に変更できます。

最近のキーボードのトレンドをすべて盛り込んできたことには、圧倒的評価!
キーボード側接続端子はUSB-C、フェルト製のケースまで付いています。

プリセット切り替えはキーカスタマイズも切り替えてくれるので、何種類か使えそうなキー配列を試したり、自分用のDvorak配列を持ち歩いたりできる(しかも人に貸す時は配列を戻せる)のが強いですね。

標準レイアウトを踏襲したキー配置

エルゴノミクスキーボードはその名の通り、エルゴノミクス(人間工学)を追求するために、キー配置や高さ、手首の位置に注意を払って開発されたキーボードです。
それゆえに、多くのキーが移動されてしまったり、慣れない配置になってしまうことが多いです。

X-Bowsは、キーボードのメイン部分を左手・右手用に分割して、両手をハの字にして利用できるように設計されています。
しかし同時に、変更箇所を最小限にするように配慮されていて、[, ], \, =キーも、標準的な英語キーボードと同じ配置です。
キーの大きさは多少異なりますが、慣れは早いはずです。

親指で修飾キーが押せる

5キー列と6キー列の間に、4つキーが追加されています。
デフォルトではG-H間にBackspace, B-N間にEnter、二つあるSpaceの間にCtrl, Shiftが配置されています。
これらのキーは、普通の英語キーボードと同じ位置にもう一個用意されているので、必須ではありません。その分だけ自由にカスタマイズしたくなりますね。

個人的にはTruly Ergonomic Keyboardを参照にして、B-N間をTab、Space間はCommand, Enterに変更しています。
Enterキーが親指ですぐ叩けることが最大のメリットです。

惜しいところ

左側のキーサイズが小さい

Tab,Shift,CapsLock,Ctrlと、大きくて当たり前と思っているキーが、軒並み通常サイズです。
確かに配置は普通のキーボードと同じですが、サイズが小さいので空振りが増えます。

HHKB以来、CapsLockCtrl(Win)/Command(Mac)として使っている私としては、Aの横のCapsLockが小さいのは辛いです。
ただ、最下列中央にあるCtrl,Shiftキーが使えれば問題はないはず。

中央のEnterキーが二列目

Truly Ergonomic Keyboardでは最下層にあったため、気楽にバチバチ押せました。X-Bowsの初期設定では、Enterキーは修飾キーの上にあるため、ミスタイプがたびたび発生します。
右手親指の腹でバチバチ叩く、くらいが理想だったので、ちょっとこの位置は辛かった。

Home/Endがない

生産終了したTruly Ergonomic Keyboardの一番いいところは、実はHome/EndPgUp/PgDnのキー配置だったと思っています。
これらのキーを、上にPgUp、下にPgDn、左にHome、右にEndと十字に並べ、それを左手メインキーの下部に、カーソルキーと対称の位置に配置する。カーソルキーの上位互換のように利用できたのでとても便利でした。

X-Bowsは、キーボード右側、Enterキーの右側にPgUp/PgDnをぽつんと二つ並べただけ。
あまりにももったいないと思います。

ちなみに、Fn+/は、デフォルトではLEDの光量増減に紐ついていますが、これこそPgUp/PgDnにして、Fn+/Home/Endにするのが理想かな。

妙に大きいPrtScキー

(´-`).。oO(そんなにスクショを撮りたいのか……)

とはいえ、大体はキーマッピングで改善できるかもしれません。

余談: エルゴノミクスキーボード遍歴

せっかくなのでエルゴノミクスキーボードの体験を語っておこうと思います。

Natural Ergonomic Keyboard 4000

つい最近まで、Microsoftの有名なエルゴノミクスキーボード、Natural Ergonomic Keyboard 4000 の英語版を使用していました。
フットプリントも巨大で、自分の使い方だとテンキーも不要でしたが、(日本語版なら)入手のしやすさと低価格、そしてエルゴノミクスキーボード特有の疲れにくさが何よりの魅力です。

余談ですが、このキーボードは6キーが左側にあります。
6キーは右手と左手どちらで叩くべきか、社内で議論になったのを思い出します……。

Truly Ergonomic Keyboard 104

一番大好きだったキーボードです。
疲れにくいだけでなく多機能のエルゴノミクスキーボード、というのがポイントですね。先述の通り、ダイヤモンド型に配置されたHome/EndPgUp/PgDn、大きく対称配置のShift/Ctrl/Alt、真ん中に鎮座するEnter……。
突然のチャタリング、というか、触っていないのに突然キーが入力され続ける現象が発生しなければ、ずっとメインで使っていたと思います。

後継機種も購入しましたが、チャタリングが多発し、使える状態でなかったのは悲しいです。

Microsoft Natural Keyboard Elite

別名「ナチュキー」。Natural Ergonomic Keyboard 4000(以下4000)と似ていますが、ナチュキーはよりクラシカル。4000のキー配置が比較的なめらかにカーブを描くのに対し、ナチュキーは通常のキーボードを二分割して角度を変えただけです。

違いはキートップを見ると決定的です。
ナチュキーは、分割部分のキートップに余白(出っ張っていない部分)ができていますが、4000は全面が押せるように配慮されています。

普通に使う分には4000の方が便利です。パームレストもあるし、特殊キーもたくさんついている。
だけどキーボードマニアは、昔から変わらない(90年代から発売されているそうです)ナチュキーが大好き。ダイヤモンド型に工夫されたカーソルキー、ちょっと高いキートップ、独特の打鍵感、これらがオンリーワンの使い心地を与えてくれます。

(´-`).。oO(家に何台かストックしてます)

結論

正直なところ、まだこのキーボードを使いこなしている感じはしません。指の動きの迷いもあるし、ミスタイプも少し多い。
ただ、それがキーボードに不慣れなためなのか、キーボード自体に構造的欠陥があるのか、判断が付きません。

もう少し深いレポートができるように、もっと使い込んでみようと思います。

7
5
3

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?