この記事はQuadアドベントカレンダー21日目の記事です。
今年はRealSenseを利用した常設展示物を作ったりしたのですが、非常に不安定で苦労しました...
そんなこともあり別デバイスを検討しようかなと思った矢先に、Kinect終了が発表されどうしたものかと思い、現状のデバイスを調べて見ました。
候補に上がるのは以下のものではないでしょうか。
- Kinect(在庫ある限り...)
- Intel RealSense
- Leap Motion
デバイス別解説
Kinect
センシング範囲が広いのが特徴、体全体を利用するジェスチャーなどに利用されることが多いようです。確か8mぐらいまで認識範囲があると思います。広い範囲での検知をしたい場合はまずはKinectの選択になるのではないでしょうか。在庫あればですが...
Intel RealSense
RealSenseは現状もっとも活発に開発が続けられているデバイスではないでしょうか。Razer Bladeにも搭載されたり、高機能WebCamとしても使えるようです。認識範囲はKinectと比べるとかなり狭く、0.7 ~ 1.0mぐらいです。 おそらくデスク上で利用するのを想定して作られたようです。デフォルトで顔認識あります。(顔認識は2mまで有効です。)
ハンドジェスチャーの判定がデフォルトで組み込まれています。Kinectよりは細かいジェスチャーを検知できます。
ただし、恐ろしく不安定です。 起動してもドライバが落ちたり、反応しなかったりと、個人的には全く信用できないデバイスです。公式サイトでもDevloper Kitという言い方で配布してるのを見るともしかしてこれはあくまでも開発用で、製品版ではない?と勘ぐりたくなります。 (製品版として出してるのは、全て組み込まれものばかりのような...)
ちなみに開発マシンにUSBで直接さして給電はお勧めできません、ベットUSBで給電させながら利用する方法をお勧めします。開発マシンで一点ご注意ください、Razorとの相性は最悪です。
Leap Motion
LEAP MOTION
RealSenseとよく似た機能です。こちらもデスクトップでの利用を想定していると思います。検知範囲も1mぐらいです。
こちらもハンドジェスチャーを検知できます。精度もRealSenseと近いのではないでしょうか? Macで開発するなら一番相性良さそうです。検知範囲の狭さがネックですかね...
新しいデバイス
上記デバイスは正直短い期間の展示物であれば、どうにか持つかもしれませんが、常設となると厳しいです。
そんな僕らの前に現れた新しいデバイスがこちらです。
ZED 2k Stereo Camera
ZED、価格は$449です。
これ良さそうではないですか? 今までのデバイスと違い、Technologyの箇所にSLAMの文字が!!!
Kinectなき今後、これらのデバイスが再び活発に発売されることを期待しています。
手に入ったらレポート書きます。