Dockerfileとは
Dockerイメージを作成するために必要な設定などを管理するファイルのこと。
このDockerfileをビルドすることでDockerイメージを作成できる。
基本的な書き方
Dockerfileで使われるコマンドをいくつかまとめておく。
FROM
ベースとなるイメージを指定する。
FROM <イメージ名>:<バージョン>
バージョンを指定しない場合は、最新バージョンが取得される。
WORKDIR
コマンドを実行する作業ディレクトリを指定する。
WORKDIR <パス>
もし、ディレクトリが存在しない場合は自動作成される。
RUN
イメージ作成時に実行したいコマンド指定する。
RUN <実行したいコマンド>
複数コマンドを実行させたい場合は&&
で連結して1つのRUN
でまとめることができる。
COPY
指定されたファイルやディレクトリをコピーする。
COPY <コピー元> <コピー先>
ENV
Dockerfile内で使用する環境変数を設定する。
ENV <環境変数名>=<値>
CMD
コンテナ起動時に実行するコマンドを指定する。基本的には末尾で1度だけ実行される。
CMD ["<コマンド>", "<オプション>", ...]