Vue.jsとは
Vue.jsとは、UIを構築するためのプログレッシブフレームワークのこと。
プログレッシブフレームワークとは、Evan You氏によって提唱された、どのような規模・段階の Web アプリにも対応できるフレームワークの概念のこと。
Vue.jsを使うことで、開発効率の向上や冗長な記述を減らすことができる。また、他のフレームワークより独自のルールなどが少なく、自由度が高い。
特徴・メリット
Vue.jsの特徴やメリットをいくつか挙げておく。
ディレクティブ
ディレクティブとは、Vue.jsにおける独自の属性（v-○○）のことで、これを使うことでDOM操作ができる。
これによりDOM操作の記述を減らすことができ、開発スピードが向上する。
双方向データバインディング
双方向データバインディングとは、JavaScriptのデータとView、双方向のデータを監視して常に同期する機能のこと。
つまり、データの変更があればViewを更新し、Viewの変更があればデータの更新を行う機能。
コンポーネント
コンポーネントは、アプリケーションの様々な機能を役割によって分割したもの。
コンポーネントを使ってパーツ化することで、再利用性やデザインの一貫性が高まり、効率よく開発やメンテナンスを行うこともできる。
拡張性
Vue.jsは、シンプルな設計で非常に拡張性の高いフレームワーク。
他のライブラリと組み合わせることができ、段階的に規模を拡大することも可能なため、様々な規模の開発に利用できる。
SPA（Single Page Application）
Vue.jsは、SPAの開発が行いやすい。
SPAは、ページ遷移なしで、単一のページ内でコンテンツが切り替わるアプリケーションのこと。
学習コスト
Vue.jsは、シンプルに設計されているため、他のフレームワークよりも学習コストが低い。
また、フレームワークとして人気が高いため、技術情報が多い。