buildspec.ymlとは
buildspec.yml
とは、ビルド実行時に実行するコマンドを記述したYAML形式のファイルのこと。
このファイルをソースコードのルートディレクトリに配置することでCodeBuildがbuildspec.yml
を読み込んで実行される。
CodeCommitを使用する場合は、リポジトリのルートディレクトリに配置する。
buildspec.yml
には以下のような項目が記述される。
version
これは必須項目でbuildspecのバージョンを指定する。参考文献では0.2
が推奨されていた。
version: 0.2
env
これはオプションの項目で環境変数を設定する。DB接続に関する情報などを設定したりする。
env:
<環境変数名>:<値>
phases
これは必須項目でビルド実行時にCodeBuildが実行するコマンドを記述する。
また、CodeBuildではフェーズごとに実行する内容を以下のように分けることができる。
■ install
インストールの際にCodeBuildが実行する必要なコマンドを記述する。
■ pre_build
build前にCodeBuildが実行する必要なコマンドを記述する。
■ build
build実行中にCodeBuildが実行する必要なコマンドを記述する。
■ post_build
build後にCodeBuildが実行する必要なコマンドを記述する。
phases:
pre_build:
commands:
- <コマンド>
artifacts
ビルドの出力結果に関するデータの保存先情報を記述する。
■ files
これは必須項目でビルド環境でのビルド出力アーティファクトを含む場所を表す。
参考
今回は自分が使った項目だけをまとめたが、他の項目や詳細は以下を参照。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/codebuild/latest/userguide/build-spec-ref.html