ウォーターフォールモデルとは

ウォーターフォールモデルとは、ソフトウェア開発に用いられる開発手法の1つ。
名前の通り、上から下へ水が流れる滝のように上流工程から下流工程へ移行し、原則的には前の工程に戻らない。計画の立てやすさや開発の進捗管理がしやすいなどのメリットがある一方で、仕様変更や利用者の意見を途中で反映しにくいなどのデメリットもある。

開発工程

①要件定義
ユーザーと打ち合わせを行い、開発するシステムの性能や機能、運用方法などの要件を決める。
【成果物: 要件定義書】

②機能設計
要件定義をもとに、システムの機能ごとに仕様を決める。
【成果物: 機能仕様書】

③基本設計（外部設計）
要件定義書をもとに、ユーザーから見えるインターフェース部分の設計を行う。
【成果物: 基本設計仕様書】

④詳細設計（内部設計）
ユーザーからは見えないシステム内部の動作や機能、データ部分などの設計を行う。
【成果物: 詳細設計仕様書】

⑤開発（コーディング）
設計書に基づいて実装を行う。
【成果物: プログラム】

⑥単体テスト
プログラムの最小単位であるモジュールごとに正しく動作するかテストを行う。
【成果物: 単体テスト仕様書】

⑦結合テスト
複数のモジュール同士を結合して正しく動作するかテストを行う。
【成果物: 結合テスト仕様書】

⑧機能テスト
要件定義通りにシステムが動作するかテストを行う
【成果物: 機能テスト仕様書】