Pythonにおいて、.env
ファイルを読み込んで環境変数を設定する方法をまとめておく。
.env
ファイルは、python-dotenvモジュールを使用することで読み込むことができる。
.env
でパラメータを指定することで、ハードコーディングを回避し、再利用性を高く保つことができるメリットがある。
使い方
####1. python-dotenvモジュールのインストール
次のように、pip
コマンドを使用してpython-dotenvモジュールをインストールすることができる。
$ pip install python-dotenv
####2.「.env」ファイルを作成する
例として、以下の.env
ファイルを作成した。
.env
DATABASE_NAME = sample.db
####3.「.env」ファイルを読み込む
そして、.env
ファイルを読み込むには、load_dotenv()
を使用する。これを実行することで、.env
ファイルに記述された情報が環境変数に設定される。また、環境変数の値を取得するにはgetenv(<環境変数名>)
を使用する。もし、該当する環境変数が存在しない場合は、Noneが返される。
# 使用するモジュールをインポート
from dotenv import load_dotenv
import os
# .envから環境変数を読み込む
load_dotenv()
# 環境変数を参照
DATABASE_NAME = os.getenv('DATABASE_NAME')
print(DATABASE_NAME) # 「sample.db」が表示される