JavaScriptのテストでmochaを使ったのではじめの基本的なところをメモしておく。
mochaとは
mochaとは、柔軟性のあるJavaScriptのテストフレームワーク。
mocha自体には、アサーションなどの機能を持っていないため自由にライブラリを選択できる。また、Node.jsだけでなくブラウザでも実行することができるという特徴がある。
mochaは、npm
を使って以下のようにインストールできる。
npm install --save-dev mocha
chaiとは
chaiとは、アサーションライブラリのこと。chaiは、mochaと同様にNode.jsだけでなくブラウザでも実行できる。上記のようにmocha自体はアサーションの機能がないため、今回はchaiを使用した。
chaiのインストールもnpm
を使って以下のようにできる。
npm install --save-dev chai
package.jsonを編集
npm test
でmochaを実行できるように、package.json
のscripts
に以下を追加する。
package.json
"scripts":{
"test": "mocha"
}
サンプル
mochaとchaiを使った簡単なサンプルを書いておく。
今回は、足し算の結果を返すsum(x,y)
をテストするサンプルを書いてみた。
テストコード
const assert = require("chai").assert;
const calculator = require("../src/calculator");
describe("sum()のテスト", () => {
it("sum(2,5) = 7", () => {
assert.deepEqual(calculator.sum(2, 5), 7);
});
});
このテストを実行すると以下となる。
sum()のテスト
✔ sum(2,5) = 7
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