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zsh に shift+insert で貼り付けても URL escape したい

Last updated at Posted at 2016-11-22

はい

.zshrc
# Setup:
autoload -Uz bracketed-paste-magic
zle -N bracketed-paste bracketed-paste-magic
# 便利
zstyle :bracketed-paste-magic paste-init backward-extend-paste

あとはポエムです。

経緯

macOS/OS X で zsh 使ってる時、URL の文脈で自動でエスケープかけてくれてることに気付いてマジ便利と思っていたものの、Windows/Linux でターミナルに shift-insert で貼り付けた場合に適用されていなくて辛い思いをしていた。よく考えると Mac では Cmd+V で貼りつけていたので、これはターミナル側の機能なのでは…?と考えたりもしたが、bash で貼り付けるとエスケープされなかったので zsh の機能だと当たりを付けて調べた。

Bracketed Paste Mode

shift-insert で貼り付けた部分がリージョン選択状態になっていたのでそれが原因かと思い、キーシーケンスがバッティングしてるのかとか適当なことを考えながら ^@ の bindkey を削除したりしている最中に shift-insert のキーシーケンス ^[[200~ に bracketed-paste というものが割り当てられているのに気付いた。

調べると xterm 拡張の Bracketed Paste Mode というものがあるらしく、これが関係しているらしい。適当に bindkey -r "^[[200~" とかやったが全然違ったので定義されてる bracketed-paste について調べた。

bracketed-paste-magic

まあやっぱり既にどこかで検討されてるもので、bracketed-paste-magic というものがあった。

ざっくり説明を読むと、Zsh 5.1 から上記の Bracket Paste Mode を zsh が考慮するようになったものの、その為の ZLE widget である bracketed-paste が url-quote-magic のような widget を無効化してしまうと。URL が自動エスケープされるのはこの widget のおかげだった様子。というわけでそれを回避する為にはこの bracketed-paste-magic を利用するといいらしい。

zstyles

文脈補完の zstyle について、bracketed-paste-magic の動作を制御するもの。bracketed-paste-magic のコード 中のコメントに詳細な説明がある。

active-widgets

bracketed-paste-magic のコンテキスト内で有効にしたい widget 名のパターンのリストを与える。組み込み拡張用にデフォルトで self-* というパターンが与えられている。

inactive-keys

bracketed-paste-magic が有効な間で無視するキーシーケンスのリストを与える。これはパターンは受け付けないらしい。デフォルトは無し。

paste-init/paste-finish

関数名のリストを取って、それぞれのタイミングの hook でコールする。リスト順に非 0 を返すまで実行される。なんかパラメータの説明とかあったけど zsh の関数を書いたこと無いので詳しくなく、色々ありますねという気持ちになった。

実行例として bracketed-paste-magic が提供している関数を paste-init に使用する例があった。

.zshrc
zstyle :bracketed-paste-magic paste-init backward-extend-paste

これをやると貼り付けた地点のコンテキストを考慮して bracketed-paste-magic が有効になってくれる。URL の末尾にテキストを追加したい場合等に便利とあって、便利さを感じた。

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