68
59

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

elasticsearchのスコアリングについてのメモ書き

Last updated at Posted at 2015-10-05

検索した結果、ある条件の結果を優先して表示したいという場合があります。
分かりやすい例でいうと、地図検索。ある地点から近い順に検索条件に該当したものを並べたい場合

このときつかうものとしてscore計算です。
scoreが高い順に検索検索結果が並びます。

headプラグインを使うと、scoreの値がいくつかわかります。

scoreに関する図.png

ここの_score列がそれにあたります。

scoringの計算方法

検索文字に対する類似度を計算している。その計算方式は以下ようにやっているらしい。(デフォルトの設定だと)

score(q,d)  =  
            queryNorm(q)  
          · coord(q,d)    
          · ∑ (           
                tf(t in d)   
              · idf(t)²      
              · t.getBoost() 
              · norm(t,d)    
            ) (t in q)    

自分でscore値の計算方法を定義して検索させる場合のquery例

{ 
        query: {
         function_score: {
           score_mode: 'sum', # functionsないのスコアの計算方法
           boost_mode: 'multiply', # クエリの合計スコアとfunctionのスコアの計算方法 
           query: {
             simple_query_string: {
               query: photo_search.search_word,
               fields: ['description'],
               default_operator: :and,
             }
           },
           functions: [
              {
                field_value_factor: {
                  field: "good_point",
                  factor: 2.0,
                  modifier: "square",
                  missing: 1
                },
                weight: 20
              },
              {
                field_value_factor: {
                  field: "id",
                  factor: 1.5,
                  modifier: "sqrt",
                  missing: 1
                },
                weight: 10
              }
            ]
         }
        }
      }

score検索

score検索をする場合はfunction_scoreクエリを使う。
書式はマニュアルのここに書いてある通り。
で、ここの中のFUNCTIONって書いてある箇所に幾つか種類がある。
上の例ではfield_value_factorというのを使っているが、以下の5つの種類がある。

1.script_score
2.weight
3.random_score
4.field_value_factor
5.decay functions: gauss, linear, exp

script_score

他のnumber型のfieldの値を使ってscore計算をカスタマイズできる

weight

数値を設定。score計算の結果、設定した数値分値が掛け合わせられる

random_score

ランダムな数値を返す

field_value_factor

script_scoreに似ている。他のfieldの値を使って計算式を定義してscoreの値を返す

decay functions: gauss, linear, exp

距離計算など。よくあるのがある地点から半径〜〜キロメートルの範囲にあるものを近い順に出すなど。

こういった関数を使い出したscoreをscore_modeの種類によって最終的な検索結果のスコア値として算出し、その値の順で検索結果を返す。
以下score_modeの例

1.multiply
デフォルトの設定

2.sum
合計値

3.avg
平均値

4.first
最初に定義した関数(functionsの中で最初に定義したもの)の中でひかかったものものの値を使う。

5.max
最大値を使う

6.min
最小値を使う

scoreの値を確認したい場合

検索結果のjsonの「_score」の値を見るとscoreの値がわかる。今回ruby/railsを使って色々と検証していたので、scoreの確認する場合の例を以下に示す。使うのはelasticsearch-modelです。

class Photo < 
  include Elasticsearch::Model
end


@client = Photo.__elasticsearch__
@client.search(query).records.each_with_hit do |photo, hit|
  puts "#{photo.description}: #{hit._score}"
end

これはテスト。11犬の画像です。: 7842.8647
これはテスト。100犬の画像です。: 7841.9272
これはテスト。21犬の画像です。: 7840.7812
これはテスト。1犬の画像です。: 7837.034
これはテスト。18犬の画像です。: 7836.9346
これはテスト。37犬の画像です。: 7836.548
これはテスト。58犬の画像です。: 7832.993
これはテスト。98犬の画像です。: 7832.7773
これはテスト。76犬の画像です。: 7831.8076
これはテスト。63犬の画像です。: 7830.5396

ざっとですが、上記のようなやり方だとscoreの値を確認することができます。

参照

Lucene’s Practical Scoring Function

Function Score Query

68
59
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
68
59

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?