7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

ジーズアカデミーAdvent Calendar 2022

Day 14

若者が何かに熱中できる機会を作りたい

Last updated at Posted at 2022-12-14

この記事を開いていただき、ありがとうございます!
G's Academy UNIT札幌の5期で現在受講中の”ぴーや”です。

2022年も間もなく終わってしまいますね(泣)。私にとって今年は、新卒から3年間勤めたコンサル会社を4月に辞めスタートアップ企業に転職、10月からは生活の拠点を札幌に移すなど、環境が大きく変わった一年でした。

現在は主に次の3つをメインに仕事をしています。
①企業の採用支援 ②学生の就活サポート ③弊社の経営(企画・営業など全般)
まだまだ小さな会社ですが、今の事業を拡大しつつも今後はWebサービスを展開できるようにしたいと考え、何を作りたいかも明確にイメージしないまま、ほぼ勢いでG’s Academyに入学しました。

そんな私のこれまでの経緯を辿りながら、現時点で作りたいと考えている事業企画を書き出してみました。

いまの仕事に就くまでの経緯

現在、企業の採用支援や学生の就活サポートなど、「企業や若者の将来を見据えながら、今やるべきことをコンサルして結果に繋げる」ことを生業にしていますが、学生時代から同じようなことが好きで取り組んできました。

学生時代に特に力を入れたことは2つあるのですが、1つ目は東進ハイスクールでの担任助手のアルバイトです。
きっかけは、私自身が大学受験で東進に通っており、志望校合格後に塾長に引き合いいただいて始めました。東進はe-learning形式で映像授業を受け、英単語や計算練習などもアプリで学習を進めます。担任助手は生徒の学習状況をデータで管理しながら、毎週の面談で学習計画を一緒に立てていきます。また、ある程度経験を積むと、保護者との面談や校舎全体の成績管理、生徒数増加のための施策まで担うようになります。私にとっては、後輩の人生に寄り添いながらデータも活用し、地域の学習を支えるこれらの仕事が非常に楽しく、何度振り返っても貴重だったと感じる経験でした。

また、学生時代にはよさこいサークルにも所属していました。200人弱の大所帯でありながら、常に全員が全力で踊り、声を出し、時には思いを語り合い、互いに刺激しあうアツい空間でした。
高知や札幌など全国各地のお祭りで踊るのですが、祭りごとに部内で選出されたリーダーがテーマを掲げ、「テーマを達成すること」を目標に活動を進めます。私も一度リーダーを務めました。チーム全体の課題と私がこのチームで目指したい姿を踏まえたテーマを考え、200人のメンバーの前で語り練習場全体の心が一つになった瞬間や、本番で観客からの歓声を浴びて皆で踊れた感動は今でも忘れられません。

大学3年生の11月にはどちらの活動も卒業し、就職活動を始めました。大学で社会学を学び、中高生の頃から政治に関心があった私はジャーナリストなどを視野にメディア系の企業に入りたいと漠然と思っていました。
そんな時、学内のポスターで「マスコミ志望者集まれ」という文言を見てとある就活セミナーに参加しました。そこに登壇していた元テレビマンの講師は長年キャリアコミュニティを運営しており、私自身も入会しました。他にも入会した就活生が十数人おり、仲間と一緒に講師の指導のもと就活を進めました。
就活を進めるうちに、記者としてネタを取りに行くよりも、既にある情報を整理して意思決定に寄与する方がやりたいと考えるようになり、最終的には内定をいただいたコンサル会社に入社しました。

内定後はそのコミュニティで内定者チューターを務め、またもや後輩の人生をサポートする活動をすることになりました。

コンサル会社に入社後は行政をクライアントとする案件に携わりました。これも非常にやりがいがあったのですが、一方で社会の現場と直接接点を持ちたい、別の人生を生きた同世代と触れ合い自身も視野を広げたいという思いから、社会人になってもキャリアコミュニティのチューターとして関わっていました。

それとほぼ同時期にこのコミュニティの講師は法人を立ち上げ、企業の事業としてコミュニティが運営されることに。その3年後には社長からの引き合いもあり、私は初の正社員として関わることになりました。
チャレンジングな状況ではありましたが、こんな挑戦は25歳で独身という若いタイミングでしかできないと考え、大企業を辞めてこの小さな会社への入社を決断しました。

この仕事の面白さ

こんな経緯で今の仕事に就いたのですが、副業的な関わりをしていた期間も含めると、4年ほど大学生のキャリアサポートをしてきました。
エントリーシートの添削や面接練習などの就活対策を行うだけでなく、その人の自分史を聞いてどんな傾向があるか分析して本人がどんな仕事をしたいか言語化したり、悩みや課題があれば話を聞いてアドバイスするなど伴走役になったりします。

このように一人ひとりの個性と向き合うことは面白いのですが、このコミュニティには現在、全国からオンラインで50名、札幌では100名が参加しており、全体を見て「この世代が感じている悩みや社会との繋がり方」も傾向として見えてくるので、社会学を専攻してきた私としては興味深く感じることも多いのです。

サポートを始めた当初は同世代から刺激を受けたいという気持ちでしたが、私自身が26歳になり21歳の就活生とは5歳ほど年代も離れると、段々と俯瞰した向き合い方もするように変化してきました。

今の就活生を取り巻く環境

特に今年の就活生(大学3年生、修士1年生)と接していると、僕の世代とは就活を取り巻く環境や考え方の違いを感じることがあります。そんな違いを3つ挙げてみました。

①大学時代の大半がコロナ禍
学外活動などをあまり活発にできず、そもそもオンライン授業で大学に行くことがない、というケースも多かった年代です。
就活では面接で「ガクチカ」(学生時代に力を入れた取り組み)が聞かれるのですが、そもそも話すネタがない、という就活生が増えてきました。
あと個人的に感じるのは、誰かと一緒に何かをやる経験の機会や社会との接点がコロナで奪われてしまったためか、学生同士のやり取りを見ていても、他者への想像力がやや薄いというか、もうちょっと配慮があっても良いかな、と感じる機会が時々あります。

②オンライン化の影響
コロナ禍は私たちの暮らしに大きな制約を与えた一方で、オンライン化は急速に進みましたよね。企業の採用も同様で、オンライン面接がかなり増えました。そのため、就活生にとっては移動の制約が減少したので、選考を受ける機会はコロナ前より大きく増えました。
同時に、(これはコロナ以前からですが)選考にまつわる情報もオンラインですぐにアクセスできるようになり、「就活ハウツー」的な情報が出回るようになりました。「就活はゲームだ」という言説もよく見かけるようになりました。多くの企業から内定を貰うと「就活無双した」と後輩にドヤ顔する光景もネットを中心に見うけられます。

③Z世代の特徴
1996年生まれの私は、ミレニアム世代とZ世代のちょうどハザマに位置するそうです。
5つ下のZ世代ど真ん中の就活生と接していると、やはり「コスパ・タイパ意識の高さ」
や「失敗したくない」という傾向は感じることがあります。
学生時代の取組を色々と聞いてみると、「就活で話すために」頑張った、取組自体に熱い思いは特にない、などと話す就活生も少なくありません。

私はどうしたいのか?

私は、就活がゲームのように「年収が高くて後輩から憧れられる企業に入れたら勝ち」という価値観に違和感があります。そのような要素があること自体は否定しませんが、あくまでキャリアは本人が最大限力を発揮しきれる環境で働けるか、自分の人生を長期的に考えていま何がしたか、という観点で考えるべきだと考えます。

また、学生時代の貴重な時期にコロナなどの外部要因で充実した活動ができないことや、“就活のため”の学生生活を送ることも非常にもったいないと感じます。
採用側を支援する立場からも、その人の人間性を知るためには、本人が打算的でなく真剣に取り組んだ話を聞きたいですし、私がそうだったように学生時代に熱心に何かに取り組むことは、「就活のネタ」になる以上にその後の人生にも前向きな影響を及ぼすことに繋がります。

また、それらの経験には多くの「失敗」も含みます。できなかったこと、間違えたことを積み重ねると、人は「現時点での限界」が見えてくるものです。
私の好きな言葉に「諦念」がありますが、できないことを一旦諦めてそこから思いめぐらすことにより、新たにできることが見つかるという過程こそ重要だと考えます。

しかし、現代は失敗が許されない社会になりつつあると感じています。
差別やハラスメント、不祥事があると、「そんなことありえない!」と炎上するケースは枚挙にいとまがありません。もちろん、差別やハラスメントを社会全体として減らしていくこと自体はとても重要でより健全な社会を構築するために必要だと考えますし、そういった事象に一つずつ批判することは賛成です。
一方で、「何をやってはいけないのか」、「何をすると人は傷つくのか」ということは自身の失敗経験から学んでいくものです。意図せず他人を傷つける経験、無知から間違ってしまう経験、身近な誰かが思い悩む経験も人間として成熟していくのに必要です。
何かあるたびに、単に「それはひどい!」と口をそろえて一方的に批判するのではなく、特に若者については失敗を一定程度許容できる世の中であってほしいと思うのです。

サービスを通じてどんな世の中にしたいか?

やや刺激的な表現が目立ってきましたが(苦笑)、こういった経験や考えをしてきた私が作りたいサービスは何なのだろう?
と自問自答する中で一つ浮かんだアイデアがあります。
それは、「若者が熱中したい取組を探せるアプリ」です。
例えば、「こんな成長ができた」「こんな失敗からこんなことを学べた」というエピソードをアルバイトやインターン、サークルなどの募集先が掲載します。若者はそれを検索等で見つけ応募し、「ガクチカ」として取り組みます。
また、自分の「ガクチカ」をプロフィールに掲載すると企業からのオファーが来たり、企業側は社員が力を入れた取り組み(シャカチカ)を掲載するなど、企業と求職者のマッチングもできるとなお良いと思っています。

①若者が何かに熱中できる経験をすること
②人手が欲しい組織の募集機会創出
③知名度が低い企業の採用サポート
こういった部分で価値を生みだしつつ、最終的には若者が多くの経験・失敗を通じてキャリアを充実させたり、人生を豊かにして社会を活発に動かせるような環境を作りたいと思っています。

、、、と大きなことを語ったものの、さて、どんな機能を実装するか? そもそも、今学んでいるPHPでは何ができるのか? このサービスを作るのに何を学ぶべきなのか???
いざ具体的な企画を考えたり、コードを書こうと思うと、まだまだ分からないことだらけの私自身、経験と失敗が足りないのでしょうね(;^ω^)

先日の事業企画講座で児玉さんがおっしゃっていたのが「論よりコード」。
論はここまで、さっそくコードを書き始めることとします…。

稚拙な文章となってしましましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

7
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?