はじめに
私が2025年に行った転職活動をまとめた記事です。
私に似た人でこれから転職活動する人や、今後の自分のためにメモを残しておきたいとおもます!
私のこと。
転職する私の属性を少し書いておきます。
- 41歳男
- 札幌在住、移住予定なし
- IT系の専門学校卒、エンジニア歴19年(SES11年→自社サービス8年)
- バックエンドエンジニア
- テックリード的な立ち回り
- コーディングは仕事ではほぼしないが、Java,Pythonメイン
- AWS経歴ほぼ3年(うち業務では2年くらい)
なぜ転職したか
1.「並走型」プレイヤーとして、もっと私の出来ることの幅を広げたい!
私のエンジニアスタイルは「並走」です。
何を実現しようとしている人達のお手伝いがしたい。そして「助かりました」とか「ありがとう」って言ってくれるのが大好きです!
なので、そのお手伝いの幅を広げるために、もっと成長したいのです。
ふとしたことで私が社外勉強会の参加を始めたのは1年前です。
外の世界に目を向けていなかった私は、札幌にこんな素晴らしいエンジニアがいるのかと正直びっくりしましたし、私の無力さにとても落胆しました。
そこから、いろんな勉強会に参加し、いろんなエンジニアと触れ合う中でとても成長することができました。
私のエンジニア人生でも、この一年は非常に成長できた一年だったと思います。
初参加は以下のイベントでしたが、クラスメソッド様の外部発信には本当に私の今のアウトプット活動の原点になっているところです。
そんな周りからの刺激や、40代になった焦りもあり、転職活動を始めました。
2.もっとAWSのお仕事したい。
「並走型」プレイヤーとして、もっと私の出来ることの幅を広げたい!
そんな中で、クラウドサービス、特にAWSは私にとって非常に強力な武器だと考えています。
面接の中でも、なぜAWSなのか?なぜクラウドサービスなのか?という質問を多く頂きましたが、その解答の時にいつも「四次元ポケット」を例えに回答してました。
クラウドサービスの特徴や、私のスタイルにぴったり合う例えだったのです。
もしかしたら、ドラえもんみたいな存在になるのが私の理想なのかもです。
現職では実現できない?
望む環境を手に入れる方法は転職だけではありません。
今の環境を変えていく方法も一つの手です。
むしろ、開発チームのリーダーをしている私は、メンバー成長の為にも現環境を良くしていく責任があるのでは。という葛藤にも悩まされました。転職は「逃げ」ではないかと。
現職にはそれぞれの分野で素晴らしいエンジニアがたくさんいます。
そんなエンジニア達とお仕事が出来たから今の私があるのであって、現職のエンジニア達には感謝でいっぱいです。
ただ私には、会社全体に漂っているよくない文化や雰囲気などを改善していくことは正直難しいなと思ってしまったのです。
(率直にいうと経営層レベルに問題の根源があると思っているのです。)
結果、そこに立ち向かい続けても、成長ができないと判断しました。
心理的安全性が確保され、ロールに関わらず全員が思った意見を率直に言えて議論し合える、結果魅力的なプロダクトができ、プロダクトに対する愛着も生まれる。
…そんな環境を本当は現職で実現したかった。
「どう活動したか」
Findy様に協力いただきました!
Youtubeなどでいくつか転職サービスを比較する中で、よく生産性向上などのイベントを開催しているFindy様が目についたので、今回はFindy様と一緒に活動することとしました。
とあるYoutubeチャンネルの紹介だと、年収700万以上のテックリード・SREみたいなところに強みがあるみたい。
スキルサマリ
また、Github上のソースや、Qiita・Connpassなどのサイトを連携させることで、スキル偏差値、推定年収予測、発信力レベルを測定してくれる変わったサービスです。
私の場合こんな感じです。
私は登壇資料の公開にdocswellを使ってるのですが、docswellには対応してませんでした。
あと年収がやたら高いのは、別のサンプルコードを改造したソースを公開しているせいです。
ユーザサクセスチーム
さらに、ユーザサクセス面談という個別の面談が最初にあって、転職理由や転職の軸なんかを詳細に聞いてくれて、今後の立案やサポートなどを実施してくれるサービスがあります。
普段はチャットで気軽に相談でき、一次面接前などの節目では再度オンライン面接で対策を細かく教えてくれたのは本当に助かりました。
転職活動は2ヶ月!
2025/4/22に転職を決意し、翌5/8にFindy様へ登録、全ての活動が終わったのは7/10でした。
最初はもっとゆっくり進めようと思ってたのですが、Findy様のアドバイスもあり、2ヶ月で集中的に対応しました!
仕事をしながらの活動なので、基本は17時以降の活動がメインでしたが、1日お休みをとって集中的に対応するような日もありました。
「結果どうだったか」
結果
全部で9社に関わらせていただき、結果4社内定の内定を頂きました!
結果 | 社数 |
---|---|
カジュアル面談で辞退 | 1社 |
書類選考で落選 | 2社 |
一次面接で落選 | 1社 |
技術課題作成で辞退(時間軸が合わず。) | 1社 |
内定辞退 | 3社 |
内定承諾 | 1社 |
辞退を除くと、4/7の確率で内定を頂いたのは良い結果だったかなと思います。
志望順位は作っていたのですが、正直どこもそれぞれ魅力があったし、内定辞退の連絡は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
「学んだこと」
自己分析をしっかり!
転職理由や、自身の強み・弱み、過去の成功事例・失敗事例など、よくある質問に対してはきちんと答えることができるための自己分析がとても大切です!
私は今回全てリモート面接だったので、原稿見ながらの回答で良かったのですが、オフラインの面接だとしっかりと暗記しておく必要もありそうです。
なお、私が対策した質問は以下の通り。
- 自己紹介
- 自己紹介(3分Ver)
- 転職理由
- なぜ現職では解決できないのか
- 志望動機
- 成功事例とその要因
- 失敗事例とその要因
- 壁にぶつかった時の対処法
- 今後のキャリア
- 一番ストレスに感じること
- 普段仕事する上で気をつけていること
- 仕事をする上で、長所と短所(具体的に)
- 部署だけではなく、社内全体で改善したこと
- お客様や社内関係者とのコミュニケーションで工夫されていること
- 最難関プロジェクトは?
- これまでの業務で、最もやりがいや手応えを感じたご経験
- トラブル発生時の対応と、そこから得られた学び
- ご自身が強みだと感じているスキル
- 日頃、スキルアップのために取り組んでいること(自己学習など)
- 担当されたシステムの構成や、活用された技術の選定理由
- チームリーダーとして大切にされていること
またこれらを話すときに、具体的なエピソードが必要で、これを考えことに一番苦労しました。
Findy様がSTAR
で話すといいよ。ってアドバイスくれたので、この方法でお話しすることに注力しました。
私はSTAR
で少しアレンジし、以下3つの項目で成功事例等をエピソードにまとめて対応しました。
- 背景・課題認識
- どのように対応したか、考え方や工夫したところ
- 具体的な実結果
結果、今回の面接で特に回答に困ったことはあまり無かったと思います。
「周りに人はあなたのことをどう思っていますか?」みたいな想定外の質問もあったりしますが、そういうものはそのまま事実を答えるだけで問題なかったです。
企業分析もしっかりと!
面接のフィードバックで、自社のことをきちんと調べてくれていた。という内容がいくつかありました。
カジュアル面談は簡単な調査でいいですが、面接時には対象の企業を調査しておくことも大切そうでした。
私は企業様の企業理念やコアコンピテンシー(その会社固有の強み)を調べたり、面接担当者のブログを事前に調査しました。
また調査にはClaudeのリサーチ機能も活用しました。
想いをしっかり伝えるべき。
転職の軸や自分の考え方はしっかり伝えるべきです。
上記に書いた転職理由を私はかなり強調して伝えました。
強く伝えると、その反応でマッチ度が分かりました。
「カジュアル面談で辞退」の1社は、私の志望動機伝えると、「だったらAWSやAWSを専門とする企業に入ったらよいのでは?」というような感じで言われてしまいました。
確かにその通りで、実際にそうしたのですが、カジュアル面談時点でこういう反応が聞けたのは良かったです。
(その企業様はなぜか辞退した後も選考の依頼があったのですが...)
ブレないこと。
今回の一番の失敗ですが、一連の活動の中で自分の発言に矛盾を発生させないことが大切です。
私は志望順位1位の企業様にはずっとその旨を伝ていました。
また内定出た場合、基本的には即決する旨を伝えていました。
が、結局4社の内定が出た時に、全ての企業様の条件を見てからって回答してしまいました。
内定通知が出ると同時に条件提示があるものだと勘違いしてたところが原因でもあるのですが、結果的に即決しなかったことは反省点です。
そこはFindy様にもご指摘され、申し訳ないことをしてしまったなと反省しています。
結局残り2社のオファー面談前に内定受諾の回答をしました。
最後に
まずは、転職活動が終わり、とりあえずほっとしています。
まだ私に需要があって良かった、と一安心です。
次の職場は10月入社予定なので、まだ時間はあるのでしっかりと次の準備をしていきたいと思います。
次は初めてのフルリモート勤務+専門型裁量労働制なので、うまく適用できるか不安ですが...
この経験が誰かの役に立てば幸いです〜!
また、転職活動で大切な自己分析に役立ちそうなことを発表した資料もあるのでご参考に〜