主に製品のリリース時に、リリース内容をマージしたmasterブランチに対して、リリースバージョンのタグを設定したい場合があると思います。
今回、その設定のための手順をまとめます。
目次
- 1. Git Bashを開く
- 2. ブランチをmasterに切り替える
- 3. 最新のコミットを確認する
- 4. コミットにタグを設定する
- 5. 設定したタグを確認する
- 6. 設定したタグをGitHubにプッシュする
- 参考資料
1. Git Bashを開く
はじめに、タグを設定したいリモートリポジトリをローカルにクローンします。
次にクローンしたローカルのフォルダ上で、左クリックから以下を選択します。
Open Git Bash here
2. ブランチをmasterに切り替える
Git Bashを開いた後、ローカルリポジトリのブランチがmasterでは無い場合、以下のコマンドを実行して切り替えます。
git switch master
3. 最新のコミットを確認する
最新のmasterブランチの状態を確認するために、以下のコマンドを実行して最新化します。
git pull origin master
次に以下のコマンドを実行して、最新のコミットを確認します。
git log
4. コミットにタグを設定する
タグの設定は、コミット単位で行います。
設定方法については、設定したいコミットの種類によって異なります。
4-1. 最新のコミットにタグを設定する
masterブランチの最新のコミットに対してタグを設定する場合、以下のコマンドを実行します。
git tag -a v1.0.0 -m ''
4-2. 特定のコミットにタグを設定する
masterブランチの特定のコミットに対してタグを設定する場合、以下のコマンドを実行します。
git tag -a v1.0.0 -m '' <特定のコミットIDを指定>
5. 設定したタグを確認する
設定したタグの一覧は、以下のコマンドを実行して確認できます。
git tag
また、タグがどのコミットIDに設定されているかは、以下のコマンドで確認できます。
git show v1.0.0
もし、設定したタグの名称が間違っていた場合は、以下のコマンドから削除できます。
git tag -d v1.0.0
6. 設定したタグをGitHubにプッシュする
ローカルリポジトリ上でタグの設定が完了したら、設定した内容をGitHubに反映させます。
以下のコマンドを実行してGitHubにプッシュします。プッシュしたタグは、GitHubのTagsから確認できます。
git push origin v1.0.0
もし、プッシュした内容を削除したい場合は、以下のコマンドを実行します。
git push --delete origin tag v1.0.0
以上で、タグの設定は完了となります。
参考資料