背景
クライアントのテスト環境として Oracle Linux の 8 と 9 が必要となり、それぞれ AWS の ECインスタンス に構築しました。
今回、構築のために実施した内容をまとめます。
目次
はじめに
Oracle Linuxは、AWS公式のAMIからは提供されていません。
そのため、マーケットプレイス(AWS Marketplace AMI)で提供されているAMIから選択する必要があります。
1. Oracle Linux 9
Oracle Linux 9 の構築には、以下のAMIを利用しました。
デフォルトのカーネルは、「Unbreakable Enterprise Kernel
」となります。
コストは起動時間あたりの利用料金の他に、ライセンス利用料も含まれるので注意が必要です。
AMI
- Oracle Linux 9 | Support by SupportedImages
カーネル
- Unbreakable Enterprise Kernel
コスト
- Region:Asia Pacific (Tokyo)
Instance type | Product cost/hour | EC2 cost/hour | Total/hour |
---|---|---|---|
t3.medium | $0.14 | $0.054 | $0.194 |
警告
コストは「2025年03月」時点の内容です。
2. Oracle Linux 8
Oracle Linux 8 の構築には、以下のAMIを利用しました。
デフォルトのカーネルは、「Unbreakable Enterprise Kernel
」となります。
コストは Oracle Linux 9 と同様に、起動時間あたりの利用料金の他に、ライセンス利用料も含まれるので注意が必要です。
AMI
- Oracle Linux 8 | Support by SupportedImages
カーネル
- Unbreakable Enterprise Kernel
コスト
- Region:Asia Pacific (Tokyo)
Instance type | Product cost/hour | EC2 cost/hour | Total/hour |
---|---|---|---|
t3.medium | $0.14 | $0.054 | $0.194 |
警告
コストは「2025年03月」時点の内容です。
補足. カーネルの切り替え
Oracle Linux のカーネルは「Unbreakable Enterprise Kernel
(UEK)」の他に、「Red Hat Compatible Kernel
(RHCK)」も存在します。
もし、テスト環境として「RHCK」を利用したい場合は、設定によって切り替えることが可能です。
設定方法については、以下の記事が参考になります。
参考資料