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Azure DevOpsとテスト自動化ツールを連携してみた

Last updated at Posted at 2024-10-29

Azure DevOps とは

Azure DevOps は、Microsoftが提供する、ソフトウェア開発プロジェクトを支援するための統合ツールです。
Azure DevOpsには、以下のようなサービスが含まれています。

サービス名     概要
Azure Boards プロジェクトの管理ツール。タスク管理、バックログ管理、スプリント計画、作業項目の追跡などの機能がある。
Azure Repos Gitリポジトリを提供するサービス。ソースコードのバージョン管理を行うことができる。
Azure Pipelines CI/CDのパイプラインを作成し、ビルド・テスト・デプロイを自動化するためのサービス。
Azure Test Plans テスト管理ツール。テスト計画の作成・実行・トラッキングを行うことができる。
Azure Artifacts パッケージやモジュールなどを管理するためのパッケージマネージャー。パッケージの作成、共有、配布、バージョン管理ができる。

Azure DevOpsを使用することで、開発やリリースをはじめとするソフトウェア開発の手助けをしてくれます。

テスト自動化ツールとの連携

今回、UIテスト自動化ツール Ranorex(※) で作成したテストシナリオをAzure DevOpsのサービスを使って動かしてみました。
※Ranorex は、デスクトップ/Web/モバイルアプリの自動化に対応しています。
 テスト対象アプリのUI操作を記録し、テストの作成/実行を可能とします。

実行構成は以下となります。
Ranorex と Azure DevOps.png

Gitで管理しているRanorexのテストシナリオ(Ranorexソリューション)をAzure DevOpsのReposで管理しています。

Azure DevOpsのPipelines機能で、Reposで管理しているRanorexソリューションを取得し、テストを実行するという流れでパイプラインを作成してみました。

パイプラインを作成する際には、実行したいタスクをGUI操作で簡単に追加できます。
今回は、Ranorexソリューションをビルド(※)するための Visual Studio build と、Ranorexのテストを実行するための Run Ranorex Studio test executable のタスクを使用しています。
※Ranorexソリューションは、slnファイルが生成されており、Visual Studio build タスクを使うことで、ソリューションのビルドを実施することができます。

image.png

パイプラインを実行すると、パイプライン上で設定したタスクが順次実行されていきます。
パイプライン.png

今回は、Ranorex で作成したUIテストを自動実行したので、マシン上でテストが実行されました。また、Ranorex 側で生成されるレポートも出力されています。
image.png

このように、テスト自動化ツールで作成したテストシナリオをAzure DevOpsのパイプラインで実行することができました。

まとめ

Azure DevOpsのReposとPipelines機能を使用し、UIテスト自動化ツールで作成したテストを実行してみました。
Azure DevOps自体は今回初めて触ってみたため、最初は各サービスを使うときの手順などに戸惑いましたが、基本的にどのサービスもGUI操作で設定できることから初心者でも分かりやすいと感じました。
Azure DevOpsにはさまざまなサービスが含まれているため、まずは気になるサービスを試してみることでAzure DevOpsに触れてみるのもお勧めします。

Azure DevOpsとRanorexの連携に関するより詳しい内容は、Ranorex Blogの記事で紹介されています。
・Azure DevOpsとの連携
https://ranorex.techmatrix.jp/blog/2024/10/16/integrating-azure-devops/

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