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ESPr Developerで3GIMを使ってみる

Last updated at Posted at 2018-11-05

以前ESPr Developerで3G通信モジュールの3GIM v2.2を使用したので、覚え書きとして投稿しておきます。

ESPr Developerとは

espr.jpg
格安Wi-FiモジュールであるESP8266の開発用ボードです。
USBシリアル変換ICやスイッチが既に実装されているため、USBケーブルを繋ぐだけで簡単にプログラミングできます。
また、ESP8266自体のCPUやプログラムメモリが充実しているため、Arduino無しで動作させることができます。

3GIMとは

3gim.jpg

3G回線を利用して通信ができるモジュールです。
アンテナを着けることでGPSの利用も可能になります。
電波が入る場所であれば通信できるため、IoT開発においてとても有力なモジュールです。

準備

  • ESPr Developer
  • 3GIM v2.2
  • 3.3〜4.2V、200mA以上の電源電圧(以下電池)  
    私は3.7V1000mAhのリチウムイオンポリマー電池を使用しました。
    ESPr Developerの外部出力電源は電圧・電流共に不足している可能性があるため、おすすめできません。

ESPr DeveloperをArduinoとして使用する

ESPr DeveloperをArduino IDEで手軽にプログラミングできるよう、準備をしておきます。
下記のサイトを参考にしました。
Arduino IDE に Stable ( Staging )版 ESP8266 ボードをインストールする方法

各モジュールを接続する

以下のようにジャンパーワイヤで接続しておきます。
3GIMのピンの順番に記述します。

3GIM ESPr Developer 電池
1(PWR_ON) IO5
(お好きなIOピン)
-
2(RX) IO12 -
3(TX) IO14 -
4(IOREF) 3V3 -
5(VCC) - +(プラス)
6(GND) - -(マイナス)

3GIMの動作を確認する

Arduino IDEで3GIMが動作するか確認していきます。

3gim_test.ino
#include <SoftwareSerial.h>

SoftwareSerial Serial3g(14, 12); 
#define PWR_ON  5   //PWR_ONのIOピン

void setup()
{
  Serial.begin(9600UL);
  Serial3g.begin(9600UL);

  pinMode(PWR_ON,OUTPUT);
  digitalWrite(PWR_ON,HIGH);
  delay(5);
  digitalWrite(PWR_ON,LOW);

  Serial.println("Ready.");
}

void loop()
{
  if (Serial3g.available() > 0) {
    char c = Serial3g.read();
    Serial.print(c);
  }
  if (Serial.available() > 0) {
    char c = Serial.read();
    Serial.print(c);
    Serial3g.print(c);
  }
}

シリアルモニタで『Welcome to 3GIM(v2.2)』という文章が出てきたら成功です。

まとめ

ESPr Developerも3GIMもサイズが小さいので、ウェアラブルデバイスの開発に有用ではないかと考えています。
私自身まだ使い切れていない機能がたくさんあるので、有効に活用できるよう精進いたします。

参考ページ

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