はじめに
全員で利用できる開発環境を構築してみたいと思い、ローカルPC(自分のPC)でCloud9を動作させようと思いました。
必要なパッケージ
動作させるにあたって、下記のパッケージをインストールする必要があります。
- node
- npm
- git
nodeについて
下記のコマンドでバージョンを確認してください。
node -v
バージョンが表示されていない場合は、nodeをインストールする必要があります。
公式ページからインストールしてください。
npmについて
下記のコマンドでバージョンを確認してください。
npm -v
node.jsをインストールした際に、一緒にインストールされていると思いますので、バージョンが表示できない場合はnodeをインストールし直してください。
git
下記のコマンドでバージョンを確認します。
git -v
バージョンが表示されていない場合は、インストールする必要があります。
公式ページからインストールしてください。
Cloud9のインストール
Cloud9リポジトリのREADMEに沿って、インストールを行います。
git clone https://github.com/c9/core.git c9sdk
cd c9sdk
scripts/install-sdk.sh
node用の必要なパッケージのインストールを行うため、しばらく時間がかかります。
Success!
run 'node server.js -p 8080 -a :' to launch Cloud9`
上記の内容が表示されたら、完了です。
Cloud9の実行
下記のコマンドを実行して一旦、アクセスしてみます。
node server.js -p 8080 -a :
実行したら、Error: ENOENT: no such file or directory, open 'C:XXXXXX\.c9\standalone.settings
とエラーが表示されますが、一旦、無視して問題ありません。
http://127.0.0.1:8080/にアクセスします。
Cloud9用のフォルダ作成
・ワークスペースにCloud9をすばやくセットアップできますか?
Cloud9がこのSSHワークスペースで機能するには、いくつかの依存関係が必要です。
同意する場合は、〜/ .c9フォルダーにいくつかのものをインストールします。
これはシステムの他の部分には影響しません。完全に自己完結型です。
・後でこれを元に戻すにはどうすればよいですか?
マシンからCloud9を完全に削除するには、〜/ .c9フォルダーを削除するだけです。 システムに何も残されません。
・これを手動でインストールできますか?
https://github.com/c9/install を参照してください。
今回はすべてインストールしても問題無いので、Always install everything
を選択し,
Finish
をクリックします。
選択しなかった場合は下記の図のようにインストール内容を選択する事ができます。
実行時のオプション
オプションの一部です。
他のオプションを見たい場合はnodejs server.js --helpで確認できます。
-p, --port
Listenするポートを指定します。
ポート8888番で待つ場合:-p 8888
-a, --auth
アクセスの際にBasic認証を掛けることができます。
ユーザ名user, パスワードpassに設定する場合:-a user:pass
認証をかけずにアクセスできるようにする場合:-a :
-l, --listen
待ち受けるアドレスを指定します。
全てのアドレスからのアクセスを許可する場合:-l 0.0.0.0
※認証を掛ける掛けない問わず、-aオプションを指定しないとローカルホスト以外で待ち受けることができません。
-w
Cloud9で使用するワークスペースとなるディレクトリを指定できます。
/tmp/c9_workspaceディレクトリをワークスペースにする場合:-w /tmp/c9_workspace
※指定しない場合はserver.jsがあるディレクトリがワークスペースとなります。