はじめに
この記事では、AWS認定機械学習–専門知識 (AWS Certified Machine Learning - Specialty)の受験にあたり、自分自身が学習・活用したコンテンツをだらだらと書いていきます。
他の認定を含めた受験の経緯などは別記事をご覧ください。
AWS認定機械学習–専門知識 とは
こちらは公式サイトよりそのまま拝借します。
この資格は、組織がクラウドイニシアチブを実装するための重要なスキルを持つ人材を特定して育成するのに役立ちます。
AWS Certified Machine Learning - Specialty を取得すると、AWS で機械学習 (ML) モデルの構築、トレーニング、チューニングおよびデプロイに関する専門知識を認定します。
役立ったと感じる前提知識
ここでは認定試験を意識してやっていたわけではないものの、
合格に大いに役立ったと感じる内容を記載します。
以前からAI/ML分野に興味はあったものの何から手をつければいいか迷っていましたが、
業務もほぼ在宅で、となった20年4月から、基本的な統計学〜機械学習に関する学習を1年ほど行っていました。
認定試験に必要な機械学習の基礎的な用語や概念の理解は、
ほぼこの期間に習得した知識でまかなえました。
やったこと
G検定取得
何から手をつければ分からなかったとき、「機械学習 初心者 おすすめ」みたいな感じで検索し、
出てきたG検定合格をまずは目指すことにしました。
参考にした書籍の一例としては、
- 人工知能は人間を超えるか
- 徹底攻略 ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 etc...
技術書を通じた学習
G検定ではアルゴリズムの詳細な内容や、コーディングの知識は問われません。
そのため、実装スキルも身につけようということで技術書を購入して読んだりしていました。
機械学習については当時まったく知識がなかったため、写経に徹することも多々ありました。
しかし、徐々にでも吸収できていそうな実感があったのと、緊急事態宣言であまりに自宅から動けなかったことも作用し、
下記の書籍+αで計10冊ほどは最後まで進められました。
- PythonとKerasによるディープラーニング
- オライリー本
- Pythonではじめる機械学習
- scikit-learn、Keras、TensorFlowによる実践機械学習
- ゼロから作るDeep Learningシリーズ
- 100本ノックシリーズ
- Python実践データ分析100本ノック
- Python実践機械学習システム100本ノック
認定試験に向けてやったこと
ここからは認定試験の申し込みから受験当日までの勉強方法を記載します。YO!!!
利用したコンテンツ
概ね、下記の並び順で進めました。
1. 他の方の受験記・合格記
先人の残した宝を活用しない手はありません。
QiitaやZennなど、検索すればたくさんの方の記事が見つかりますが、
私が特に参考にさせていただいたのが、NRIネットコム 小西さんの記事です。
2020年からAPN Top Engineerに選出されたほか、AWS認定に関する書籍も多く出版されているなど、十分すぎるほどに信頼できるなと感じたからです。
2. 試験ガイド→サンプル問題/模擬試験を解く
前述のAWS公式サイトから、各認定ごとに試験ガイドとサンプル問題が準備されているので、
まずこれらに目を通します。
試験で問われる知識やこのあと学習すべきAWSサービス、設問のカテゴリや出題形式を大まかに把握できます。
サンプル問題とは別に、AWS Skill Builderでは無料で模擬試験を受験することができます。
こちらについても解いては解説を読み、また解き直して、というのを何度も行いました。
3. Skill Builderのコンテンツを視聴する
同じくSkill Builderには、さまざまなカテゴリの学習コンテンツが無料で公開されています。
ここでは、小西さんのブログ記事で紹介されているものからいくつかをピックアップして視聴しました。
- Exam Readiness: AWS Certified Machine Learning - Specialty (Japanese) (日本語実写版)
- The Elements of Data Science (Japanese) (日本語字幕版)
- Types of Machine Learning Solutions
機械学習についての予備知識が、この段階での学習時間短縮にかなり役立った印象です。
4. Web問題集を繰り返し解く
私はWeb学習サイトのひとつ(通称:コ○ワ)の有料会員になり、ひたすらWeb問題集を解きました。
間違った問題についてはサイト内の解説だけでなく、公式ドキュメント、ホワイトペーパー、Black Beltの動画から適切そうなものを確認し、試験で求められる知識の網羅的な取得に努めました。
最後に
おうち時間中の勉強がなかったら途中で絶対挫折していたと思う