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Qduinoを使ってLi-ionバッテリーの残量を調べてみた

Last updated at Posted at 2018-11-09

はじめに

IoTデバイス開発をやっていると、(特にモバイル用途で)バッテリーは欠かせない存在になってくるのですが、Li-ionバッテリーを使うと残量が気になります。
スマホだと残量が画面右上に出てたりするんですが、バッテリーが切れたら静かにお亡くなりになるデバイスは悲しいので、Li-ionバッテリーの残量を計測できるチップ「MAX17048」を搭載したQduino Miniを動かしてみました。
キャプチャ.PNG

用意するもの

  • Qduino Mini
  • MicroUSBケーブル
  • Li-ionバッテリー
  • ArduinoIDE
  • パソコン

やってみた

とりあえず、SparkfunのDocumentってところに、Quickstartのリンクがあったので、これを頼りに進めていきます。
Qduino Mini Quickstart Guide

ちなみに、QduinoのMicroUSBは、給電・充電・通信が行えるようです。

接続

USBを繋ぐと、いきなりLEDがピカピカ光ります!
結構まぶしい。
キャプチャ.PNG
上に置いてあるのが今回検証したいLi-ionバッテリー。この時点で残量不明。

PC側はデバイスのインストールダイアログが出ますがとりあえず無視。。

ArduinoIDEにボードを追加する

いきなりQuickstartに裏切られました。
https://raw.githubusercontent.com/sparkfun/Arduino_Boards/master/IDE_Board_Manager/package_sparkfun_index.json
を追加すると、ボードマネージャにQtechknow Boardsが出てくると書いてありますが、出てきません。。

おそらくと思って、こちら(SparkFun AVR boads)をインストールしてみます。
キャプチャ.PNG

きました。
キャプチャ.PNG

ドライバのインストール

2度目の裏切りです。

Step 2.5 (Windows users only) - Signed driver

Navigate to \Arduino15\packages\Qduino Mini\hardware\avr\1.0.6\ and install the signed drivers like below:

謎のディレクトリを指定されていて見つかりません。。
ググった結果下記にあるようです。
https://github.com/sparkfun/Arduino_Boards/tree/master/sparkfun/avr/signed_driver

早速落として、ドライバをインストールします。
キャプチャ (1).PNG

認識した様子。
キャプチャ (2).PNG

私のPCではCOM4に接続されているようなので、ArduinoIDEからボードとシリアルポートを選択しておきます。
キャプチャ (3).PNG

サンプルスケッチ rgbLED を動かしてみる

Quickstartのキャプチャとちょっと違うけど、rgbLEDを選んでみます。
キャプチャ (4).PNG

マイコンボードに書き込む。
キャプチャ (5).PNG

光り方が変わった!
キャプチャ.PNG

わかりづらいですが、紫色に光ってます。
というか、レインボーに光るみたい。

サンプルスケッチ fuelGauge を動かしてみる

お待ちかねのバッテリー残量表示を試してみます。
キャプチャ (6).PNG

fuelGaugeをマイコン転送します。

シリアルモニタで確認。
まだLi-ionバッテリー繋いでないけど104%とか出てる。。
キャプチャ (7).PNG

気を取り直して、バッテリーを繋いでみます。
キャプチャ.PNG
LEDは勝手に光ってますね。

シリアルモニタを見てみると。。
キャプチャ (8).PNG
お。77%が取れてます!

少し待つと。。
キャプチャ (9).PNG

徐々に値が増えてきました。充電はされているようですね。
ただ、78%と79%が混在しています。

小数以下四捨五入されているのか、単純に整数化したときのセンサーの誤差か。。
「○○%以上なら~」の条件で場合分けする時は要注意と思われます。

まとめ

QduinoはArduino互換でAtmelのATmega32を搭載しています。
Li-ionバッテリーをそのまま繋ぐことができるPHコネクタソケットを搭載していて、充電&残量計測までできます。
持ち運びできるIoTデバイスの開発が捗りますね!

次回

「RaspberryPiからQduinoのMAX17048に直結させて、Node.jsで残量を取得する」(ほんとはこれがしたかった)
乞うご期待!

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