■はじめに
Windows10のサポート期限が近づき、ついに私が使用している会社PCもWindows11へ更新となりました。
更新後、「コマンドプロンプト」を開こうとすると「Windowsターミナル」を介して「コマンドプロンプト」が開くようになっており、設定についても初期値へと戻っていました。
文字色については変更したかったため、「Windowsターミナル」の設定画面開いたところ思いのほか項目が多く、微妙に手間取りそうな?
ということで、文字色変更の過程をせっかくなので備忘録として記事にすることとしました。
■やりたいこと
文字色の変更
コマンドプロンプトは背景色:黒 で 文字色:緑が良いのでWindowsターミナルでのコマンドプロンプトの配色を変更したい。
※単に私の好みです。黒背景に緑色の文字って、なんか格好良くない?
■事象
Windows10 から Windows11 へ更新後、いつものように Windowsキー + Rキー でファイル名を指定して実行を呼出、[cmd] 実行すると、立ち上がってきたのは Windowsターミナル と呼ばれる画面でした。
■Windowsターミナルとは
Windowsターミナルは、PowerShellやコマンドプロンプトなどのコマンドラインアプリ/シェルを並行して実行出来るターミナルアプリとのこと。
※Windows11では標準インストールされています。
Windows10でも、別途インストールすることで使用可能らしい。
■文字色の設定
コマンドプロンプト単独起動時
コマンドプロンプト単独起動時は、プロパティ画面から背景色/文字色を変更できます。
Windowsターミナルの場合
Windowsターミナルの設定画面
Windowsターミナルの場合は、設定画面の配色タブから、使用している配色の設定で変更できるとのこと。
Windowsターミナルの設定画面は、ヘッダーのコンテキストメニューかタブの下矢印アイコンから[設定]を選択して開きます。
配色の新規作成
左メニューから[配色]を選択すると、現在定義されている配色リストが出てきます。
既に定義されている配色を変更しても良さそうですが、既定の配色の設定を変更すると、他のシェルにも影響が出てしまう可能性もありそうなので、[新規追加]を選択し、コマンドプロンプト用に新規で配色を作成することとしました。
配色の設定
配色設定の画面が開くので、設定を弄ります。
1.前景色を緑色に変更(前景色が文字色に該当)
2.カーソルの色も緑色に変更(見た目的に変更、好みによると思います)
3.適当に配色に名前を付けて保存
※名前変更後、チェックボタンを押さないと名前の変更が反映されません。
コマンドプロンプトの設定
配色の設定後、次は左メニューから[コマンドプロンプト]の設定項目へ移り、追加の設定欄の[外観]を選択します。
配色を変更
[配色]の項目で、先ほど保存した配色を指定して保存します。
これでターミナルからコマンドプロンプトを開いた際に配色が変更されているはずなので、実際に変更されているか確認します。
…が、その前に気になる項目が。
■余談
レトロターミナル効果
設定保存前に他の項目を確認してみると、[レトロターミナル効果]という気になる項目がありました。
軽く調べてみると、古いブラウン管モニターのような表示になる、とのこと。
…これはオンにするしかない。
ということで、流れるようにレトロターミナル効果をオンにしました。
■変更後
文字色が緑に変わっていることを確認出来ました。
また、レトロターミナル効果オンによって雰囲気もかなり変わりました。
可能であれば、フォントもレトロなものに変えたいところです。
■その他
cmd実行時にターミナルではなく、コマンドプロンプトが開くようにする
ファイル名を指定して実行時の挙動について、
ターミナルではなく、コマンドプロンプトが開くように変更できます。
※私の環境ではWindows11更新後、ファイル名を指定して実行時に
ターミナルが開くようになっていましたが、環境によると思います。
Windowsターミナルの設定画面の左メニューから[スタートアップ]を選択し、既定のターミナルアプリケーションを[Windowsコンソール]に変更する
上記設定で、cmd実行時にWindowsターミナルではなく、コマンドプロンプト単独で起動するようになります。
■おわりに
ということで、Windowsターミナルでのコマンドプロンプトの文字色を緑色に変更しました。
他のシェルについても、同様の方法で配色を変更出来そうです。
余談ですが、レトロターミナル効果についてにも他のシェルのプロファイルに項目あるので、同様に適用出来そうな。
これは、需要あるのかな…?
(個人的には、こういう機能好きなのでありと感じています。)
以上、備忘録でした。