OracleCloudのDBCSがIPNetworkに対応したようなので試してみました。
前提
・IP Networkは作成済み。
・VPNaaSで社内ローカル環境とVPN接続済み。
・リージョンは「APAC Commercial5 (ap5)」を使用。
IPNetwork:10.195.30.0/24
社内ローカル:192.168.11.0/24
DBCSをIPNetworkに接続することが目的になります。
バックアップやその他パラメータは考慮していません。
そして自分は本職DBAではありません
DBCS起動
Service画面でRegionを「No Preference」から「AP005_Z11」に変更してください。
IP Networkの画面が出てくるので、接続するネットワークを選択します。
DatabaseTypeがRACの時はIPNetworkが出てきません。
管理パスワード、SSH公開鍵、タイムゾーン、IP Reservationを設定。
バックアップ設定は今回省略しています。
各設定を確認します。IP Networkが含まれることも忘れずに。
起動が完了するまで30分ほど掛かります。
割り当てられたプライベートIPはCompute Classicのインスタンスから確認可能です。
完了したら右側のメニューからアクセス・ルールを選択。
社内のローカルIPから22番と1521番のアクセスを許可します。
ローカルのPCからSQL*Plus接続確認をします。
Service Overviewの接続文字列のdemo001はプライベートIPに置き換えています。
気になったこと
プライベートIPは勝手に割り当てられます。任意に設定することはできませんでした。
任意に決める方法があればおしえてください。
アクセスルールがTCPとUDPのみでICMPが無いので、Pingは打てませんでした。
これまでDBCSとVPN接続する時はCorenteを使ってGRE接続していたので
設計と設定が楽になりますね。VPNaaSならコストも抑えられるのもメリットかなと。