update 2022-02-19
自作の Mew 用ユーティリティの洗い直しで見たとき、 無い関数を呼んでいたので手直ししました。
Mew のリファイル済みフォルダから日数以内に整理したものを集めます
自分の主な用途としては、リファイルしてしまってから、どのフォルダに整理されたか判らなくなったメールを探すために使います。
mew-builtin-search を作っているときに副次的に作って、最初組込もうと思ったのですがキーワード検索とは引数が違ってインターフェイスも変わり Source も共有しきれない等の理由で外されたものです。
でもどちらかというとこちらの方が使う場面があるので整理して一応公開しておきます。
インストール
必要なファイルはひとつです。
本体を DL し load-path
の通った処に置き、適宜バイトコンパイル等して .mew.el
か init.el
に以下の1行(キーバインドするなら2行)を追加します。
ソース内でキーバインドはしていないので必要により以下のように空いている好みのキーに requare とは別にしてください。例では kD
の2ストロークからなるキーにバインドされます。
(requare 'mew-indays)
(add-hook 'mew-summary-mode-hook #'(lambda () (local-set-key "kD" 'mew-indays)))
使い方
kD
にバインドした体で例を書きます。
kD
とすると 1日以内に整理したメールが集められます。
メールの日付ではなくファイルのタイムスタンプで比較します。
C-u kD
とプレフィクスを付けて実行すると 7日以内になります。
C-u 3 kD
等のように日数が指定できます。指定できるのは整数のみです。
各デフォルト値は mew-indays-default
と mew-indays-prefix-default
で設定できます。
(setq mew-indays-default 3)
(setq mew-indays-prefix-default 1)
trash フォルダ等すべてのメールフォルダを検索します。
作成とテストに使った Emacs と Mew のバージョン
Emacs - "GNU Emacs 26.1 (build 1, i686-w64-mingw32) of 2018-05-31"
Mew - "Mew version 6.8"
以上です。
それでは楽しんでください!