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AzureってAWSとなにが違うの?

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この投稿は、品川アドベントカレンダー20191日目です。

最近Azureユーザも増えてきましたが、まだまだAWSのほうが多いと思うので実際にAzureを2年程使ってきて感じた違いまとめ。

##雰囲気的な違い
Azureのほうがパッと見初心者に優しい。
ボタンをぽちぽちクリックしていくだけでデフォルト値ですべて設定されていき、なんとなく使えてる気になれる。
ただ、ワンクリックで簡単構築!と思ったらハードディスクが勝手にプレミアムプランになってるじゃん!?なんてことも。

AWSはエンジニア向け雰囲気をどことなく感じる。
できるだけ細かいとこまでいじれるようになっていて、
わかってる人には痒いとこにも手が届くが、その分覚えることも多い。

管理ポータルの違い

Azureポータルはとにかく動作が重い。。
ページ遷移するたびに画面がローディング中になっていらいら。社内の端末が貧弱だと画面を表示するのに1分近くかかることもあったり。。

AWSは動作はサクサク。
ただ設定項目多すぎてわけわからなくなることも多い。

管理ポータルの見た目が突然変わって戸惑う、という経験は両者一緒ですが、Azureのほうが後発なせいかUIの変更が激しいです。

AWS LambdaとAzure Functions

流行りのサーバレスアーキテクチャですが、この2つ全然違います(速度が)
AzureのFunctionsは普通に使うと、コールドスタートからのスピンアップ時間が劇遅なので、応答10秒以上かかることもざら。かなり用途を選びます。
サーバレスと言いつつ、裏側のサーバの動きをすごい意識させられる。。

これに関しては、Lambda最高!

権限管理

MSの権限管理はWindowsもそうですが無駄に細かい。
Azureも権限の設定がすごい細かく設定できるようになっているけど正直使いこなせる気がしない。社内の権限規定が細かく決まっていてそれに合わせたい場合は便利なのかも。

AWSの権限はIAM周りに集約されているのでわかりやすくて個人的には好きです。

課金単位の違い

プロジェクトごとに料金請求を分けたい場合は、Azureのほうが便利です。
1企業アカウントに対して複数サブスクリプションが用意できて、サブスクリプション単位での課金ができます。

AWSで料金請求を分けたい場合は、アカウントごと増やさないといけないので不便。

Azureのよいところ

なんだかAzureディスが多くなってしまったので、良いところも書きます。
ええ、もちろんよいところもいろいろあります。

###ActiveDirectoryとの連携
社内のユーザ管理がADの場合、クラウドのアカウントも同一ADでSSOできるので便利。
システムでユーザ管理をしないと行けない場合も、各種サービスがAD認証と連携できるように作られているので、AWSで作るのに比べて簡単に感じました。

Office365との相性の良さ

当たり前といえば当たり前ですが、MS製品との相性はAWSより良いです。
なにかシステム化しようと思った時に、現場はExcelでデータを持っていたりすることが多いと思うので、クラウドとその辺のデータの連携がしやすいのは大きなメリット。

AzureDevOpsが便利

タスク管理やGitリポジトリ、CI/CD等、開発に必要なものが全部入りで提供されいて、Azureと連携することを前提に作られているのでかなり便利です。
自前で全部用意する手間を考えると、プロジェクト立ち上げがかなり早くなります。

まとめ

ここ1、2年でAzureもだいぶ進化してきているので、昔触ったけど微妙だったという人はもう一度トライしてみてはいかがでしょうか。

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