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Railsで日時を日本語表記に変更

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はじめに

テーブルのカラム created_at を使えば、データを作成した日時を取り出せます。
ところが、そのままの表記では使いづらいです。

今回は、 2020/7/21 9:05:50 の様な表記で取り出せるようにしたいと思います。

作成日時を表示する

まず posts テーブルのデータ @postcreated_at をそのまま取り出してみましょう。

posts/show.html.erb
<p>イベント: <%= @post.event %></p>
<p>場所: <%= @post.place %></p>
<p>作成日時: <%= @post.created_at %></p>
place event created_at
東京 花火大会 2020-07-21 00:05:50 UTC

目標としている 2020/7/21 9:05:50 の表記と大いに違うことが分かると思います。

具体的には以下の3点が異なります。

  1. UTC (世界標準時) になっている
  2. / のところが - になっている
  3. の表記が 07 になっている

順番に修正していきたいと思います。

1.世界標準時から日本時間に変更する

プログラミングは世界中で使われている為、そのままだと 世界標準時 で出力されてしまいます。
その為、日本時間 に変更しましょう。

config/application.rb
class Application < Rails::Application
  # ***** 次の1行を追加 *****
  config.time_zone = "Asia/Tokyo"
end

この1行を入れることで以下のように、世界標準時日本時間 に変更することができました。

place event created_at
東京 花火大会 2020-07-21 09:05:50 +0900

+0900 がついていますが、これは、日本時間と世界標準時との時差が+9時間であることを表しています。

2.フォーマットを変更する

日本時間にはなりましたが、フォーマットが 2020-07-21 09:05:50 +0900 では分かりにくいです。変更していきましょう。

まず、多言語に対応する為の gem をインストールし、日本語に設定します。

Gemfile
# Rails6 の場合
gem 'rails-i18n', '~> 6.0'
# Rails5 の場合
gem 'rails-i18n', '~> 5.1'
ターミナル
bundle install
config/application.rb
class Application < Rails::Application
  # 略
  config.time_zone = "Asia/Tokyo"
  # ***** 次の1行を追加 *****
  config.i18n.default_locale = :ja
end

次に、 rails-i18n に用意されている lメソッドを使用します。

posts/show.html.erb
<p>イベント: <%= @post.event %></p>
<p>場所: <%= @post.place %></p>
<!-- ***** l を追加 ***** -->
<p>作成日時: <%= l @post.created_at %></p>

さらに、config/locales/ja.ymlというファイルを作成し、フォーマットを設定しましょう。

config/locales/ja.yml
ja:
  time:
    formats:
      default: "%Y/%m/%d %H:%M:%S"

これにより、表記が以下のように変わり、+0900も消えます。

place event created_at
東京 花火大会 2020/07/21 09:05:50

フォーマットは自由に変更することができ、例えば、 が不要なら :%S を省くことで対応出来ます。

config/locales/ja.yml
      default: "%Y/%m/%d %H:%M"
place event created_at
東京 花火大会 2020/07/21 09:05
記号 意味
%Y 年(YEAR)
%m 月(MONTH)
%d 日(DAY)
%H 時(HOUR)
%M 分(MINUTE)
%S 秒(SECOND)

[参考ページ] Ruby 2.7.0 リファレンスマニュアル(strftime)

3.ゼロ(0)埋めをなくす

例えば、 7月07 と表記されるのは不自然なので 0 を削りましょう。

config/locales/ja.yml
ja:
  time:
    formats:
      # ***** %の後ろに-を追加 *****
      default: "%Y/%-m/%-d %-H:%M:%S"
place event created_at
東京 花火大会 2020/7/21 9:05:50

-を入れることで以上の様に、0埋め をなくすことが出来ました。

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