記事をご覧くださりありがとうございます!
初めまして。2年間ぐらい組込み開発に携わっていましたのぶたんです!🐉
転職後、体調を崩しましたが、現在回復しました。
記事の概要
この記事は、ESP32マイコンを使って、メンタルウォッチを作った過程を
述べた記事です。
意外と簡単なので、みんなも作ってアラモード
つくったもの
ご覧の通り右手がうずきだしそうな装置です。
今回作ったのは、空間の明るさ、心拍数、活動量(加速度)、温度、湿度のセンサと起動音/通知用ブザーとメンタルつらいボタンを備えた、その名も情動記録装置(メンタルウォッチ)です。
装着して活動しているだけで、一秒おきにデータがbrokerにpublishされます。
→3Dプリンタでケースも造形しました!サイズ結構大きめ。
→リストバンド化したらメンタルつらいボタン押せない感じです。(設計見直しですね
開発動機
近年、職場での人間関係や環境変化に適応できず
うつ病、統合失調症、不安障害(双極性障害を含む)、
などのメンタル疾患による問題が深刻化しています。
日本ではこのようなメンタル疾患の
患者数が年々増加傾向にあり、400万人(平成29年) を超えています。
うつ病を例に挙げると
気分の落ち込みや意欲の低下にとどまらず、
脳の機能全体が落ちることによる集中力・記憶力・判断力の低下や、
さまざまな身体症状として現われ、本人も自覚症状がなかったり、
傍から見ると怠けているように見えますが、
外見だけでは判断できないなどの問題点を抱えており、自殺者数が少なくありません。
そして、近年の国際調査/研究では、4~5人に1人 が一生のうちに精神疾患にかかりやすいそうで、意外と身近なのですが重症化しても気づきにくいという問題もあります。
そんな中、昨年、自分のメンタル状態が悪化してしまったため、 客観視したいと
思ったのが開発の動機です。
着地点は、機械学習を用いて情動予測をして、メンタル悪化状態の傾向を算出したり、少しでも状態を軽減させ(自分のためでもあり)、そういった方々のために役立てることです。
システム構成図
ユニバーサル基板で製作
publishされるデータ
{"time_sensor": "2020-02-01 00:41:22", "xAccl": -4.25, "yAccl": -2.23, "zAccl": 9.03, "light": 2469, "menheraflg": 0, "heart": 1753, "Temp": 16.17, "Humid": 46.0}
#とりあえず、メンタルウォッチの時系列データをmatplotlibを使って可視化
→心拍数とメンタルフラグとその他環境センサーの値と紐づいているので
なんかの関係性を導き出せないかと思っている次第です。
ソースコード
※一応、動きます。
※一部検討中のコードがあり、冗長的になっているのは目をつぶってください。
最後に
完全装備して山に登ったりして、時系列データ解析してみるのも面白そうです。
自分自身、WEB系も行いたいのでメンタルウォッチのデータ解析と同時並行でそっちのほうもアウトプットしていきます。
この記事をご覧になった方。
メンタルつらくなったら、この記事を思い出してください。
開発動機に述べた通り、うつ病などのメンタルの病は誰でもなりやすく、
重症化すると大変です。
職場などで精神的につらいときは甘えだとは思わずに、早めに病院などへ受診しましょう!
技術的な話に戻しますがメンタルウォッチの時系列データ解析に関しては、
異常検知のアルゴリズムが使えそうなので模索してみます。
それでは✋
#参考文献
※参考URL:知ることから始めようみんなのメンタルヘルス
精神疾患による患者数より
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/data.html