初めに
2025年1月15日(水) に名古屋、2025年1月18日(土) に東京で Drupal CMS v1.0 のリリースを記念したイベントが開催されました。
私は名古屋にオフライン参加、そして東京にはオンラインで参加しました。本記事では、当日の雰囲気や感じたことなどをゆるっとレポートします。
Drupal CMS とは?
そもそも「Drupal」とは、オープンソースのデジタル体験プラットフォームとして世界中で支持されているソフトウェアです。ユニセフやナスダック、ジョージア州政府、プリンストン大学、テスラモーターズ、ネスレなどの大手企業・機関でも採用実績があり、日本でも多言語・多ブランド対応が必要な企業や大学などで導入が進んでいます。
今回リリースされた Drupal CMS v1.0 は、これまで「Drupal Starshot」というコードネームで開発されていた新しいバージョンです。
- これまでのDrupalの概念をより明確にし、マーケターやコンテンツ管理者にとって使いやすい CMSとして進化
- ノーコード/ローコードツールが充実し、技術的スキルのハードルがさらに下がった
- Drupal 8以降で蓄積されてきた機能・改善が反映され、より直感的な操作性 を追求
「Drupalは難しい」というイメージを持っている方も、これを機会にぜひ触ってみてはいかがでしょうか。
Drupal CMS リリースパーティ Nagoya
名古屋で開催されたイベントにオフラインで参加してきました。少人数ながら非常にアットホームな雰囲気で、「ゆるーくながーく」をモットーにしているとあって初参加でもまったく緊張感なく溶け込めました。
感じたこと / 体験したこと
- 初めてでも参加しやすい雰囲気
みなさんフレンドリーで、Drupalの経験年数も様々。質問しやすく、もっと話を聞きたい!と思える時間でした。 - ベテランの方々の知見がすごい
Drupalに長く携わってこられた方もいて、「今後のキャリアをどう考えるか?」など、大変勉強になるお話を伺うことができました。 - 英語の重要性を再認識
Drupalはグローバルコミュニティが活発で、英語を使えるとより深い情報や世界中の事例に触れられるとのこと。キャリアの選択肢が格段に増えますよね。 - 終了後の飲み会も最高
懇親会では技術的な話から雑談まで大いに盛り上がり、いろんな方におごっていただきました(笑)。オフラインのイベントならではの醍醐味です。
「次もぜひ行きたい!」と思える居心地の良さでした。オフラインならではのリアルなコミュニティ感やネットワークが広がるのを実感しました。
Drupal CMS Launch Party, TOKYO
東京開催分はオンラインで参加しました。名古屋とはまた違った雰囲気で、オンラインならではの利点と難しさを感じましたが、いろいろな発見がありました。
感じたこと / 体験したこと
- オンラインは気軽に参加できるけど、やや難しい面も
場の空気を感じ取るのは難しいですが、遠方からでも気軽に参加できるのは大きなメリット。 - キャッチアップがしやすい
「あの話題、他の地域ではどうなんだろう?」など、チャットや資料で同時に確認できるので効率的でした。 - Drupalに関わっている人がたくさんいて嬉しい!
幅広い年齢層・職種の方がおり、Drupalがいかに長い歴史を持ち、さまざまな形で使われているのかを改めて実感。 - コミュニティを横断した情報交換
各地のDrupalコミュニティ状況や勉強会など、リアルだけでは得にくい情報をオンラインで一気に知ることができるのは魅力的。 - DrupalConや海外カンファレンスの話が聞けて刺激的
行った人の体験談を聞くと、やっぱり「いつか行ってみたい!」と思いますよね。シンガポールは意外と寒いらしいので防寒必須? - 新たなキーワード「DrupalAI」
ローカルで動くかもしれない?(SLM?)という話や、AIにフィールド作成やcontextual filterを使った紐づけをお願いできるなど、AIへの期待が高まっているそうです。また、AIを使ったコンテンツマイグレーションなどの話もありました。最新の動向にワクワクしました!
Drupal CMS の特徴(おさらい)
-
コンテンツ管理に特化
「CMS」という名称で、マーケターやコンテンツ管理者にも直感的に扱いやすい構造へ。 -
柔軟なサイト構築が可能
モジュールベースで、ノーコード/ローコードツールも充実。非エンジニアでもカスタマイズがしやすい。 -
高いセキュリティとスケーラビリティ
世界的な政府機関や大企業での導入実績があり、大規模サイトでも安心して運用可能。 -
オープンソース・コミュニティ主導
世界中の開発者と企業が参加するため、常にモジュールやテーマがアップデートされ続ける。 -
次世代のDrupalとしての位置づけ
Drupal 8以降で進化した要素を取り込み、既存のDrupalサイトからも移行しやすい設計に。
まとめ
名古屋・東京それぞれのリリースパーティに参加して感じたのは、Drupalコミュニティの「人の温かさ」と「国際色豊かな広がり」 です。オフラインのリアルなつながりも、オンラインによる効率の良い情報交換も、どちらも魅力がありました。
オフライン参加(Nagoya)
- ゆるい雰囲気で初参加でも安心!
- ベテランの方にキャリア相談できたり、英語力の大切さを感じたり!
- 懇親会で仲良くなれる!
オンライン参加(Tokyo)
- 遠方からでも気軽に参加!
- 画面共有等でスムーズに情報共有&キャッチアップ!
- DrupalConなど海外イベントの話も聞ける!
特に、「DrupalAI」などの新キーワードが出てきたのは興味深かったです。今後もDrupalはCMS領域で革新を進めていくと思うので、私自身も引き続きウォッチしていきたいと思います。
これからDrupalを始めてみたい方、コミュニティで仲間を見つけたい方は、まずは各地域の勉強会やオンラインイベントなどに参加してみることをおすすめします。ぜひ、一緒にDrupalの世界を盛り上げていきましょう!
以上、Drupal CMS リリースパーティ Nagoya & Tokyo 参加レポートでした。
ご質問や感想などありましたら、お気軽にコメントなどでお寄せください!
参考リンク
Drupal公式サイト
Drupal さっぽろ
Drupal Meetup 豊田 (connpass)
Drupal CMS TOKYO (connpass)