この記事は、LITALICO Engineers Advent Calendar 2024シリーズ3の20日目の記事です!
はじめに
皆様こんにちは!
今年の4月に入社したエンジニアの@ryunosuke_sakoです!
突然ですが、お恥ずかしながら私は「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」を適切に行うことが苦手です。
原因としては、以下のようなものがありました。
- 忙しい中で、自分が分からないことについて声をかけるのを躊躇ってしまう
- 自分なりに考えることが必要だと思ってしまい、指示に対して愚直に遂行できない
- 「詰まっている・進捗が出ない」状態についても伝える、という考えを持てていない
今回は、特に入社してからの7ヶ月でこのホウレンソウができないという弱点について、どのように育成していただき、自身にどのような変化があったかをまとめようと思います。
4月〜6月
状況
インターンから正式に入社し、継続して同じチームに配属された。
業務としては、学習やキャッチアップをメインにしていたインターン時代に比べて、開発や調査のタスクを担当することが多くなった。
徐々にタスクを進めるにあたってのホウレンソウが必要になっていったが、その量や質が指示していただいたものとズレてしまうことが多発していた。
毎日30分の1on1
育成を担当していただいていた先輩との1on1で、前日の進捗確認や当日の予定について打ち合わせを行いました。
各タスクに予実と難易度、達成状況を設定したシートを見て自分の状況を振り返るとともに、日々の進捗について報告するタイミングが生まれます。
しかし、進捗が芳しくないときや逆に手が空いたときにすぐ伝えることはできず、一日一回のこのタイミングでの報告になっていました。
7月〜8月
状況
ホウレンソウが不足していることで、他のメンバーの方に進捗の確認をしていただく、手戻りが発生する、など余分な業務を増やしてしまった。
「上手く報告ができない→チームに迷惑をかける→焦って視野が狭まる→上手く報告ができない→…」という悪いサイクルに陥っていた。
1on1の廃止
次のステップとして、定期的な1on1を廃止して自発的な報告を始めることになります。
しかし、量と質の両面で不足している状態から抜け出すことができませんでした。
量:ある程度の目処が立ってから報告するべきではないか、という考えから、報告を増やすようにご指摘をいただいても増やすことができませんでした。
質:効率の良い報告にしたい、自分なりに取り組んだことを伝えたい、という考えから、報告するべき内容をまとめることができず、確認していただく手間を生んでしまいました。
9月〜10月
状況
育成を担当していただいていた先輩から「まずは愚直にやりなさい」というアドバイスをいただき、いただいている指示について充分に理解できていない状態で、自分の考えを取り入れようとしていたことに気がついた。
「上手く報告ができる→報告の勘所がわかる→改善について相談できる→上手く報告ができる→…」という良いサイクルが回り始めた。
日々の業務に余裕が生まれ、コミュニケーションも以前より円滑に取れるようになった。
分報
まず、ホウレンソウの量を改善するトレーニングとして分報を始めました。
読んで字の如く1分間に1回状況を報告する取り組みで、殆どは「◯◯中」という内容になり、業務時間中ずっと時間と時計に追われます。
ですがこの取り組みを行うことで、「報告する内容が積まれていく感覚」「1分1分を消費する感覚」を実感することができました。
また、これらが骨身に染みてから、徐々に「◯◯中」などの無駄になっているものを落としていくことで、相対的に質も高めていきました。
「愚直にやる」ということ
私の行動で特に問題だったのは、「一度も愚直にやらず自分なりに進めた」ことでした。
なぜその指示を受けたのかということを考えることがなく、言われたままに進めるのは良くないという考えのみで間違った方向に進んでしまったのです。
守破離という言葉があるように、何事もまずは先輩や先駆者の教えを守り、それを踏まえて自分なりのやり方を身につけていくものなのだと、今では考えています。
おわりに
まだまだ未熟な私ですが、ここまで自分の苦手について向き合うことができたのは、辛抱強く育成をしていただいた先輩と、何度も協力をしていただいたチームの皆様のお陰です。
この場を借りて、感謝申し上げます!
ここまで読んで下さった皆様、アドカレへの参加にご協力頂いた皆様、本当に有難うございます!
明日のアドベントカレンダー21日目は、
- @ti_aiuto さん
です!引き続き、お楽しみください!