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現場で使いたい大人の言葉10選/個人的に避けたい言葉6選

Last updated at Posted at 2022-02-04

エンジニアに必要な一番のスキルといえば、それは間違いなく技術力でしょう。
でもね、+αとして日常的に丁寧な言葉を使いこなせていると、評価は一段と上がるはずです。
社員の場合は、職場でみんなに好かれるくらいしかメリットが思い付かないですが、
フリーランスの場合は、クライアントからの評価が上がると、案件の継続や新規契約に進むことも考えられます。
そもそも言葉とは、人間性のベースなるものでもあるので、極めておいて損は無いはずです。

こんな偉いことを言っている僕自身は、これまで言葉をあまり気にせず使ってきました。
言葉はただのコミュニケーションのツールですから、お互いに意思疎通ができていればそれで十分だと思っていました。
しかし、どこかでスイッチが入ったんでしょうね。
最近は丁寧な言葉を意識して使うようにしています。
みんなに好かれるというより、今より一皮剥きたいと思っている自分がいました。

丁寧な言葉をすべて覚えようとするときりがないので、まずは現場で使ってみたい丁寧な言葉を10個ピックアップさせていただきました。
セットで覚えておくといいものは一緒に取り上げていますので、ぜひ現場で使ってみてください。

使いたい大人の言葉10選

1. 承知しました/承服いたしかねます

「了解です」「了解しました」と言いたい時は、「承知しました」を使いましょう。「了解」は、同等かそれ以下の関係性の相手に対して使う言葉だからです。「です」が付いていても、目上の人に使ってはいけません。

そして、どうしても承知できない場合は、「承服いたしかねます」を使いましょう。仮にあなたが上司で、部下から「大変申し上げにくいのですが、承服いたしかねます」とか言われたら、理由を聞いてみようという気持ちになりますよね。これだけで印象がガラリと変わるはずです。

2. 存じております/存じ上げませんもので、ご教示ください

「知ってます」と言いたい時は、「存じております」を使いましょう。逆に知らない時は、「存じ上げませんもので、ご教示ください」を使いましょう。「教示」は、言葉とおり「教え示す」という意味になります。知識や方法、手順を「教え示す」というニュアンスがあります。

似たような言葉に「教授」がありますが、「教授」は学問や専門的スキルといった高度なことの教えを受ける際に使用するのに対して、「教示」は書類の書き方や手順といった比較的簡単なものが対象になります。

3. 失念しておりました/肝に銘じます

「忘れてました」と言いたい時は、「失念しておりました」を使いましょう。「忘れるところでした」「やろうと思っていました」など、忘れたこと自体を否定する言葉も避けましょう。

そして、「忘れないでね」と言われた時は、「肝に銘じます」を使いましょう。なかなか使う機会のない言葉ですね。お祖父ちゃんの遺言を聞く時くらいでしょうか。一生に一度使うかどうかくらい深い言葉を話すことで、受け止める気持ちの強さが伝わるでしょう。

4. 感服しました

目上の人に対して「さすがです」「すごいですね」と言ったら、逆に機嫌を悪くさせたことはありませんか。こんな時は、「感服しました」を使いましょう。心から感心している気持ちが伝わるはずです。更に「感服いたしました。ぜひ方法をご教示ください」と付け加えることができたら最高ですね。

5. 最善を尽くします

目上の人から仕事を頼まれた時によく使う言葉に「頑張ります」があります。しかし代わりに「最善を尽くします」を使いましょう。大事な仕事といったら手術を任されたお医者さんが使うイメージありますよね。そのような言葉を使うことで、本気度が一層伝わるはずです。

6. 鋭意進めております/ご猶予いただけませんか

上の続きになりますが、最善を尽くしている最中に途中結果を聞かれる時ありますよね。
そのような時は嫌そうに「頑張ってますよ〜」と言うのではなく、「鋭意進めております」を使いましょう。「鋭意」とは、「ひたすら前向きに取り組む」意味を持っていますので、一生懸命頑張る様子が伝わるでしょう。

逆に鋭意進められてない時もありますよね。そのような時は、「待ってもらえませんか」ではなく、「ご猶予いただけませんか」を使いましょう。
「3日ほどご猶予いただけませんか。更に完璧に仕上げます」と言えたらかっこいいですね。

7. 織り込み済みです

「今回の作りでこんな細かい仕様あるんだけど大丈夫?」と聞かれ、「分かってます、考慮済みです」と答えたい時は、「織り込み済みです」を使いましょう。すでにその点を考慮していますよとの回答になります。

8. 九分九厘(くぶくりん)できています

「ほぼほぼできています」と言いたい時は、「九分九厘(くぶくりん)できています」を使いましょう。99%できている意味になります。特に年配な方に対して使ってみると、重厚感が伝わりかなり好かれるはずです。年配な方に好かれる必要あるのというツッコミは一旦置いといて。

9. おっしゃるとおりです/ごもっともです

目上の人の意見に賛成の意思を表明する時は、「おっしゃる通りです」を使いましょう。「ごもっともです」もいいでしょう。

ときと場合によっては、「ごもっともですが、しかし〜」といった反論でも使えます。「あなたの意見はごもっともですが、プロジェクト全体の進行を見たときに今やるべきなのかは検討し直した方がいいのではないでしょうか」のような具合です。

10.問題ございません/差し支えありません

「大丈夫です」は便利な言葉ですが、理解によってはYesにもNoにもありえて誤解を招くこともあります。相手に誤解を与えないではっきり伝えたい時は、「問題ございません」「差し支えありません」とはっきり伝えるようにしましょう。

個人的に避けたい言葉6選

ここからは個人的に避けたいと思っている言葉です。
あくまで個人的に気にしている言葉なので、その点だけはご留意いただければ思います。

1. やばい

ラフな関係の同僚間でよく使う言葉ですが、ボキャブラリのなさを丸出ししている言葉でもあります。語彙力のない高校生たちが使えそうな言葉です。これまで現場で散々使ってきましたが、これからは口にしないように心がけたいところですね。「やばい」を言いたいときにその代わりになる言葉を考えてみると、ボキャブラリが増える気がしますね。たとえば、「ただ事ではないですね」ですね。

2. すごい

理由は上とまったく同じです。女の子たちがよく使うイメージありますね。どんな場面でも使える万能な言葉だからこそ、代わりに具体的な表現を使いたいと思いました。

3. 頑張ります

頑張ることを美徳扱いして、「頑張ります」「頑張ってください」と言い合うことがありますが、個人的にはこの言葉がとても嫌いです。どんな場面でも使えてしまうことが、抽象的過ぎて意味が分かりません。自分から進んで頑張っている人たちは、ただの自己満足を得ているように思えます。

一時期無理して頑張ったらそこではある程度成果が出るかもしれません。しかし、その頑張りが一生続くものでもないし、キャパシティオーバーで体調を崩していたら、元も子もなくなってしまいます。

できれば頑張りたくないものです。頑張らず成果を出せるようになるためには、日頃の積み重ねが大事ですね。頑張らずにやっていきましょう。どうしても頑張らないといけないときは、変わりに「最善を尽くす」を使いましょう。

4. ありえない

「信じられないようなお話」に置き換えましょう。

5. だめ

「検討させていただく」に置き換えましょう。

6. 一応/〜つもり/とりあえず/できれば/なるべく/たぶん

曖昧な言葉ですので、言い切るようにしましょう。

曖昧な言葉

最後に、曖昧な言葉をいくつか例に上げて終わりにしましょう。
そもそも言葉は聞き手によって解釈が違う場合が多いです。ですので、はっきり伝えたいときは数字を使うなりの工夫が必要です。よくあるのが、副詞・形容詞です。
例えば、「速い」といってもその解釈は人によってバラバラ。例えを付け加えたりしないと、認識がずれる可能性は大です。
日常会話でありがちな曖昧な言葉を下記に示しておきます。あくまで一部ですので、雰囲気を掴んでいただけると幸いです。

副詞

だいぶ/すごく/たくさん/非常に/とても/もっと/かなり/たいそう/はなはだ/めっきり/極めて/ことのほか/いたく/こよなく/ずいぶん/大変/よほど/めっぽう/いやに/相当に/はるかに/大層/すぐに/ときどき/たまに/たまたま/しばらく/まあまあ/そこそこ

形容詞・形容動詞

素晴らしい/素敵な/美しい/おいしい/かっこいい/つまらない/おもしろい/おかしい/優しい/偉い/危ない/新しい/古い/明るい/暗い/暑い/寒い/大きい/小さい/高い/安い/低い/長い/短い/早い/遅い/広い/狭い

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