初めに
今回は、デグレを起こさないために気をつけるべきことを紹介していきたいと思います。
デグレとは、不具合修正をした際に元々正常だった動作が不具合を起こすことを言います。
正常動作と異常動作の確認をする
正常時の動作はどういったものなのか、今回の不具合はどういった異常が起こってしまっているのかを把握することで、不具合の原因に見当をつける際にかなり絞ることができます。
そして、正常時との違いを把握することで他の部分に対して無駄な変更をしなくて済むので、間接的にデグレが起こることを未然に防ぐことができます。
修正は大雑把にしすぎない
通信部分や変数に修正を加える際に、大元を変えてしまったりすると意図しない変更が起こってしまい他の部分にも影響が出てしまいます。
そのためにも3段回に分けるといいかと思います。
1.原因を発見
2.それを修正するのに必要なことを見定める
3.実装するのにはどうするのが適切なのかを考える
このように、修正に必要なものを見定めた後に適切な修正はどれかを考えることで、直線的な考えをしてデグレが起こってしまうということを防ぐことができます。
修正前に目印を立てる
対象に変数の値が更新される場所などにLog.dやBreakPointなどで目印を立てておくことで、自分の修正による予期せぬ値の更新を即座に気付くことができます。
これはコードだけでなくxmlファイルなどにも同じことが言えます。
color.xmlやdrawableファイルは共通して使用することが多いので目印を立てておくことで、確認漏れが減ることにつながります。
最後に
今回は初心者だけでなく誰しもが気づかずやってしまうデグレについて書いてみました。
初心者だけでなく誰でも可能性があることなので、ぜひ初心者以外の皆さんにもお役に立てれば嬉しいです。