同一セグメントへの通信はできるが,他セグメントへの通信ができないといった不具合が発生した際にmacでルーティングテーブルの確認方法。下は結論だけ。
$ netstat -rn
Internet:
Destination Gateway Flags Netif Expire
default 192.168.1.1 UGSc en0
127 127.0.0.1 UCS lo0
127.0.0.1 127.0.0.1 UH lo0
169.254 link#6 UCS en0 !
192.168.1 link#6 UCS en0 !
192.168.1.1/32 link#6 UCS en0 !
192.168.1.174/32 link#6 UCS en0 !
224.0.0/4 link#6 UmCS en0 !
255.255.255.255/32 link#6 UCS en0 !
オプションをつけているが詳細については下記
-r : ルーティング・テーブルに関する情報を表示する
-n : ホスト名,ポート番号,ユーザー名などを名前解決せずに表示する
項目 | 概要 |
---|---|
Destination | 宛先IPアドレス |
Gateway | ゲートウェイIPアドレス |
Flags | フラグ |
Netif | インターフェイス |
Expire |
「宛先IPアドレス」が、それぞれのサブネットにおける経路
サブネット形式で記載されているものもある。
複数にマッチするさいはロンゲストマッチの法則に従いパケットを転送します。
ロンゲストマッチとはパケットを転送するための宛先ネットワークがルーティングテーブルに複数ある時、宛先ネットワークのアドレスビットが最も長く一致する宛先ルートをパケットの転送先として選択するルール
フラグについて
フラグ名 | 概要 |
---|---|
A | アクティブ・デッド・ゲートウェイ検出が経路で使用可能である |
U | 稼働中 |
H | 経路はネットワークではなくホストを宛先にしている |
G | 経路はゲートウェイを宛先にしている |
D | 経路がリダイレクトによって動的に作成されている |
M | 経路がリダイレクトによって変更されている |
L | リンク・レベル・アドレスが経路エントリーの中にある |
c | この経路へのアクセスはクローン経路を作成する |
W | 経路はクローン経路である |
1 | プロトコル固有経路指定フラグ #1 |
2 | プロトコル固有経路指定フラグ #2 |
3 | プロトコル固有経路指定フラグ #3 |
b | 経路はブロードキャスト・アドレスを表す |
e | バインディング・キャッシュ・エントリーを使用している |
l | 経路はローカル・アドレスを表す |
m | 経路はマルチキャスト・アドレスを表す |
P | ピン固定経路 |
R | ホストまたはネットワークに到達できない |
S | 手動で追加 |
u | 経路は使用可能 |
参考
https://www.infraexpert.com/study/routing.html
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/POWER7/p7hcg/netstat.htm