ファイルサーバーとは
ファイルサーバーとは
会社とか学校でよくあるファイルを共有出来るサーバーのことです。
家でファイルサーバーを立てると家のネットワークにつながったパソコンやタブレット、スマホから同じファイルにアクセスできます。
権限を設定することで家族間でもファイルを見られなかったりするので大変便利。
やり方
sambaを導入して共有したいディスクを設定します
sambaインストール
$ sudo apt-get install samba
sambaの設定ファイルを書き換える
末尾に下記を追記する
$ sudo vim /etc/samba/smb.conf
(省略)
[pi]
comment = Raspberry pi
path = /home/pi
force user = pi
guest ok = Yes
設定ファイルは主に以下のような構成となっている
セクションは、全体的な設定を行う[global]やプリンタの共有設定を行う[printers]などがあり、好きな名前で[共有名]というセクションを作ることで、共有が作成できます。パラメータ値は、具体的に設定したい内容を記述することもありますが、「設定する」/「設定しない」に関しては「Yes」/「No」とすることで設定できます。
[セクション名]
パラメータ名 = パラメータ値
:
:
共有の名前は、予約されているglobal,home,printerなど以外であれば、自由につけることが可能です。特に、Samba日本語版では日本語を用いた共有名を利用することができます。
-
comment
共有名の説明を設定します -
path
共有の対象ディレクトリを指定します -
read only
書き込み禁止にするかどうかのパラメータです。更新がある共有では No と設定します -
browseable
「ネットワークコンピュータ」に表示するかどうかの設定です。表示させたい場合は「Yes」とします。
詳細は下記を参照してください
■ 公式ドキュメント
以下でsambaの設定ファイルの確認を行うことができる
NGが出た場合はスペルなどを確認しましょう
$ testparm
Load smb config files from /etc/samba/smb.conf
rlimit_max: increasing rlimit_max (1024) to minimum Windows limit (16384)
WARNING: The "syslog" option is deprecated
Processing section "[homes]"
Processing section "[printers]"
Processing section "[print$]"
Processing section "[pi]"
Loaded services file OK.
問題がなければsambaサービスを再起動
$ sudo systemctl restart smbd
$ sudo systemctl enable smbd
※エラーが出た場合はファイアウォールの設定が必要な可能性があります。
samba用に適切にポートを設定してください
sambaでは下記ポートをデフォルトで使用します)
137/udp,138/udp,139/tcp,445/tcp
確認
あとはwindowsからエクスプローラーなりで
\[IPアドレス]
と、入力すれば上記で設定したディレクトリにアクセスできるようになる
macの場合は
smb://[IPアドレス]/
で、アクセスできます