はじめに
こんにちは!Ryuです。
今年の4月からフルリモートの会社に新卒で入社し、半年ほど経ちました。
SNSではフルリモート賛美の声が頻繁に見られる一方で「フルリモートは新卒には厳しい」、「フルリモートでは成長できない」といったネガティブな意見も散見されます。
私自身、同意するものもあれば自分としては全く問題に感じていない点などもあるため、今回この記事にまとめていこうと思います。
本記事はあくまで私自身の体験記であるため全新卒エンジニアがこのように感じている訳では無い、かつ所属会社の公式見解でない点にご注意ください。
対象読者
- 「リモートメインの会社でやっていけるか不安」、「リモートが自分に合っているかわからない」などリモートワークに不安がある
- リモートワークでなかなか思うように仕事が進まない方
- リモートワークという働き方に興味がある方
前提
前提として、私のリモートワークに対する慣れやどのような環境で仕事をしているかを簡単に紹介します。
在学時の経験
- 大学
- 3年生から全てオンライン授業になり、それ以降大学に10回も行けていない
- 大学院
- 1年生から基本リモートでしたが、所属研究室の方針から週1,2で研究室に通っていました
会社の制度
私の所属する開発部門は基本的にフルリモートかつフレックス制です。
一方で任意出社もOKで交通費も出るので、働きからに合わせて出社か在宅を容易に選ぶことができます
自分の働き方
うちのチームでは基本的に出社義務はないのですが、コミュニケーションのために週1程度の頻度で出社しています。
(もう少し頻度を増やしたいが、家が遠くだいぶ通勤時間に取られてしまうのでなかなか頻度を増やせない…)
リモートで半年働いた感想
それではリモートで半年働いた感想ですね。
ポジティブな感想
出勤時間がない
出勤時間がないので、自分の趣味やジムでの運動時間に当てることができ、健康的かつ有意義な生活を送れていると思います。
個人的にアプリ開発を行っているのですが、そちらにも時間を割くことができ、互いの業務で相乗効果も得られています。
リモートワークでは運動時間が減るのでは?と思われがちですが、意識して運動の時間を取ることができる方であればむしろ出社するよりも効果的に運動することができます。
実際に私は週5でジムに通っており、ランニングや軽い筋トレをしています。
働く場所が選べる
また、働く場所が限定されず、デスクだけでなくリフレッシュのためにソファやリビングで働くこともできます。
私は同じ場所で何日もデスクワークをしていると飽きて集中力が下がってしまうタイプなので、温かい日は庭の椅子で仕事をしていた時期もありましたw
個人に合った最強のデスクで仕事ができる
さらに、エンジニアにとってはデスク周りの充実度合いも重要な点になってくると思います。
出社だと持ち運べる周辺機器に限りがあったり、破損が怖くて高価な機器は持っていきたくないケースがあると思いますが、リモートワークでは自分の家にある最高の環境で業務に取り組むことができます(会社の環境の方が良いケースもあるのでケースバイケースとは思いますが)
ネガティブな感想
コミュニケーション問題
ネガティブな感想としてやはり一番大きいのはコミュニケーション問題です。
画面越しの見た目の音声の情報が得られないため、同僚がどのような人であるかがわかりづらいです。
一度会った方とリモートでお話をする際は問題ありませんが、会ってみると実はたくさん話す方だった、淡白に感じる方が実はとても配慮してくださる方だったなど多々あります。
ただし、これらのギャップによって直接的に業務が滞る、開発スピードが落ちるといったことはないように感じています。
とはいえ仕事仲間に対する理解のなさから配慮が不足してしまったり、遠慮が生まれてしまうなど表面化しづらい部分でマイナスの影響になっているようにも感じます。
私自身、社会人になりたてでどのように上司の方と接したら良いかわからず、あまり本音や要望を伝えにくいと感じていた時期がありました。
しかし、初めて2人でご飯に行って業務だけでなく趣味や好きなことを話したことで信頼が生まれ、それ以降の会議や1on1では本音を伝えられるようになっていました。
このようにリモートワークのみでは乗り越えにくいような課題もあるため、特に新卒の方は何かしらの工夫や意識をしておく必要があると思います。
説明することに対する難易度
加えて、リモートワークでの会議では当然現実のホワイトボードを使って議論を行うことができないので、オンラインのツールを使うことになります。
そのため、チーム内で上手く利用する方法が確立できていないと説明のために多くの時間を割くことになっていしまいます。
この点については私自身まだうまくツールを活用することができず、説明に感時間を要してしまうことが多々あります。
(口頭で論理的にわかりやすく伝えるという訓練になってはいますが…w)
意識していること
わからないことはすぐに聞く
新卒に限らず全ての方に言えますが、ちょっとしたことを聞くのにメッセージを送るのは躊躇する、という方は結構多いです。
「隣にいればぱっと聞けるのに…」、「忙しそうだし聞くのが憚られる…」という気持ちはとてもわかります。
特に信頼関係が築けていない段階だとより一層質問しづらいですよね。
そんな時に私がしているのは「聞かなかった時に起こる影響を考える」です。
質問をせずにそのままタスクを進めてしまい、大きな手戻りや障害規模の認識齟齬が発生することもあるでしょう。
そのような重大な被害を防止できると考えれば、他のメンバーの時間を奪っているというよりは「少ない手間で大きな問題を回避している」という意識に切り替えられるのかなと思います。
もちろんググってわかることやドキュメントに書いてあるようなこと質問するのはなるべく避けたほうが良いと思います。
ただ、質問や確認は長期的に見るとチームや会社全体の生産性向上にも大きく貢献することだと思うので、まずは「聞かなかった時に起こる影響を考える」ことから初めてはいかがでしょうか。
同僚と1度は対面で会う機会を作る
一人の意識で変えられるものではないので難しい点かもしれませんが、「1度でもいいから対面で会ってみる」というのは個人的にはやっておくとプラスに働くことが多い点かなと思っています。
同僚への理解が深まり、相手のことを意識した仕事ができるためです。
例えば1つ前に書いた内容にも関わるのですが、会ったこともない人が相手だと外見や声、画面に映る話し方のみにしか得られないため、「あの人は怖そうだから質問はやめておこう」といったバイアスが生まれてしまう場合もあるでしょう。
1度会ってどういう人かがわかっていれば、過剰に壁を作ってしまう可能性は大きく下がると思います。(本当に怖い人は別ですが…w)
実際に私は上長の方を何度か食事に誘ったり、BBQ会等を開催したことで相手を知らないことで無意識に貼ってしまっていた壁を取り払うことができました。
僕の場合は僕がイベント好きなので会を開催したりご飯に行きましたが、日にちを決めて会社で一緒に仕事をするのも良いと思います。
対面が苦手な方や同僚が乗り気ではない場合などもあって実現が難しい点だとは思いますが、「その手があったか!」と思ったそこのあなた、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
ただし、 同僚がその気でない場合はその方を尊重して無理に誘うのはやめてやめておきましょう!
仕事をする環境ではなるべく仕事以外のことはしない
これは脳を仕事とプライベートで切り替えるためです。
リモートワークでは仕事とプライベートの境界があいまいなので、ついついぼーっとしたり、ゲームがしたくなってしまうことがあると思います。
そういった時はもちろん休憩してゲームや目を休めたりするのも良いと思いますが、なるべく長く集中が続くに越したことはないはずです。
そのために仕事用デスクでは食事やゲームをせずに、なるべくリビング等でやるのがおすすめです。
仕事用デスクでは仕事モードに脳を切り替えるためです。
ただし、僕もそうですが仕事用にわざわざデスクを用意したり部屋を分けることは金銭的にも家庭環境的にもできないことが多いと思います。
なので、神経質になりすぎず「食事やサブスク視聴はリビングでやる」などできる範囲で場所の切り分けを行うのが良いと思います。
僕も業務後に仕事用デスクでゲームしているので完全に脳を切り替えられているわけではないと思います。
ただ、リビングで食事をしてから部屋に戻って仕事を再開すると脳が仕事モードになって集中力が高まるのを感じるため、リモートワークで集中力が持たないと思う方はぜひトライしてみてください!
リモートワークに苦戦している方たちへ
ここまで偉そうなことを書いてきましたが、私自身100%実践できているわけではなく、時には躊躇して質問できないときもあります。
もちろん質問できないよりできる方が良いとは思いますが、出社して業務をしていても質問をすることに躊躇することはあると思いますし、これらができないからといってリモートワークが自分に向いていないと判断してしまうのはとてももったいないことです。
私も研究室時代に教授の部屋に入るハードルが高く感じて質問できないことも何度かありました。
大事なのはリモートワークや出社に対してそれぞれ自分に合っているスタイルや意識の仕方を見つけることだと思うので、この記事や他の方意見を拾って自分なりの正解を見つけてみると良いでしょう。
(特に対面で会うなどは人を選ぶ工夫だと思うので…)
おわりに
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
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