メタバース
「メタバース(Metaverse)」は、「Meta(超越した)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた造語で、「他者と共有体験できるオンライン上の3D仮想空間」を指しています。
米国の著名投資家であるMatthew Ball氏が2020年に同氏のブログで語ったメタバースの定義が分かりやすいのですが、同氏によれば、メタバースには以下の7つの要件があるとしています。
<メタバースの7つの要件>
Persistent(永続的である)
Synchronous and live(同時体験&リアルタイムのライブ性)
No cap to concurrent participants(参加人数が無制限)
Fully functioning economy(参加者によるモノの制作・保有・投資・売買などが可能)
Both digital & physical worlds(デジタルと物理、両方の世界にまたがる)
Unprecedented interoperability(今までにない相互運用性)
Wide range of contributors(数多くの企業/個人がコンテンツや体験を供給する)
市場ポテンシャル:アクセンチュア
市場ポテンシャル:ゴールドマンサックス
順天堂大学とIBM
患者との面会機会の増加
コロナ禍で患者との面会に制限がかかる中、メタバースが効果を発揮した。
お見舞いハードル(遠慮と時間の制約)が下がる
予防医学研究者の石川善樹は、「つながり」が少ないと死亡率が2倍/お見舞いにきてくれる人の数で余命が変わると述べています。
歩けない患者がメタバース上で歩くことでプロテウス効果が
プロテウス効果
オンラインゲームなどの仮想空間上のアバター(自分の分身となるキャラクター)の見た目がユーザーの行動特性に影響を与える、とされる心理効果のこと。
Virtual Superheroes: Using Superpowers in Virtual Reality to Encourage Prosocial Behavior
筋肉質アバタを用いたプロテウス効果が重さ知覚に与える影響
ドラゴンアバタを用いたプロテウス効果の生起による高所に対する恐怖の抑制(基礎論文)
現実には実現不可能な状況の共有
メタバース上においては現実には実現不可能な環境や状況などをつくり出し、かつそれを多くの人と共通体験することができます。エンターテインメントとして現実にはあり得ない環境を体験するサービスの提供などはイメージしやすいでしょう。また、例えば研究において、シミュレーションをメタバース上で具現化し、議論を活性化させ、イノベーションを促進させられる可能性もあります。
認知症体験
車椅子や義肢装具の装着が可能なマラソン大会
NFTを前提とした
デジタルアートを販売するギャラリー
ブロックチェーンによって信頼性を担保されたNFTの存在により、データの改ざんや不正利用ができないようになったことで、デジタル資産の価値が保証されるのです。
将来のダメな自分を体験
well-beingのためのメタバース
居場所がたっくさんある+居場所ごとに色々な人格がある
・困っている人を助けて幸せを感じるのは人間だけ
・希望を失った大人が子供の頃のようにまた夢を持てる場所
さまざまな「不」と相性の良いメタバースだが、またバースの活用によってサードプレイスをゲットした人はメタバースに残り続けるのか?・・・
idea
・なりたい自分をアバタにすることで、プロテウス効果を狙う
・メタバースで遠慮を取り除く
・プレゼン練習(聴講者がアバタであるほうが緊張しない?)
・覗き見(サークル見学:リアルで覗き見はできないけど・・・)