こんにちは、
InfraAcademyというLinuxやネットワークの学習サービスを作成しております、ryuと申します。
Linuxを触っていると、様々な不具合やエラーに遭遇すると思います。
しかし、初心者のうちは、エラーが出ても何が書いてあるのかサッパリ分からないと思います。
とりあえず、参考書を見返したり、編集したファイルを見返したり・・・どうしたらいいのか分からずにエラーにハマってしまうでしょう。
エラーの対処をするためには、エラーの文章で何が書いてあるのかをしっかりと理解する必要があります。
そこで、今回はLinuxでよく出るエラーと日本語訳をまとめておこうと思います。
ちなみに、高卒の私は学生時代に英語を勉強してこなかったので、社会人になってから英語の勉強をしました。英語を勉強しておくと、Linuxやプログラミングで役に立つと思います!
Linuxでよく出るエラーと日本語訳
以下に、Linuxでよく出るエラーと日本語訳の一覧を載せます。
エラーメッセージ (英語) | 日本語訳 |
---|---|
Permission denied | アクセスが拒否されました |
No such file or directory | ファイルまたはディレクトリが存在しません |
Command not found | コマンドが見つかりません |
Connection timed out | 接続がタイムアウトしました |
Unable to locate package | パッケージを見つけることができません |
Error: Unable to establish connection | 接続を確立できません |
Failed to load resource | リソースの読み込みに失敗しました |
Connection refused | 接続が拒否されました |
Out of memory | メモリが不足しています |
Syntax error near unexpected token | 予期しないトークンの構文エラー |
File exists | ファイルが既に存在しています |
Disk quota exceeded | ディスククォータが超過しました |
Invalid argument | 無効な引数です |
Bad file descriptor | 不正なファイル記述子です |
Device not found | デバイスが見つかりません |
Read-only file system | 読み取り専用ファイルシステムです |
Operation not permitted | 許可されていない操作です |
Invalid user | 無効なユーザーです |
Invalid password | 無効なパスワードです |
File too large | ファイルが大きすぎます |
Permission denied (publickey) | アクセスが拒否されました (公開鍵) |
Connection reset by peer | 相手が接続をリセットしました |
Error: Port already in use | エラー: ポートはすでに使用されています |
Network is unreachable | ネットワークに到達できません |
No space left on device | デバイスに空き容量がありません |
Cannot allocate memory | メモリを割り当てることができません |
Unknown error | 未知のエラーが発生しました |
見たことがあるエラーが多いと思います。
これらのエラーを読み解くために、知っておいた方が良い英単語を少しだけご紹介します。
エラーを読むために知っておいた方が良い英単語
上記のエラーには、いくつかの共通した英単語が使われています。ここでは、知っておくとエラー対処に便利な英単語をご紹介します。
- Invalid
- Permission
- Exceeded
- Exists
- Unable to
- Denied
Invalid(無効)
"Invalid" は、無効という意味です。
与えられた値や操作が適切ではないことを示します。
例えば、「Invalid username」は、ユーザー名がシステムにおいて受け入れ可能な形式ではないことを意味します。要求された操作を実行するために必要な条件を満たしていないことを表します。
Permission(権限)
"Permission" は、許可という意味です。
ファイルやコマンドのアクセス権や許可に関連しています。
例えば、「Permission denied」は、ユーザーがあるリソースにアクセスする権限を持っていないことを意味します。権限を持っていないユーザーが、ファイルやディレクトリにアクセスしようとしたときに表示されます。
Exceeded(超過)
"Exceeded" は、超過した、超えたという意味です。
制限や容量を超えたことを示します。
例えば、「Disk quota exceeded」は、ユーザーが割り当てられたディスク容量を超えてしまったことを意味します。ハードディスクなどの容量が足りない場合に表示されます。
Exists(存在する)
"Exists" は、存在するという意味です。
特定のオブジェクトやリソースが既に存在していることを示します。
例えば、「File already exists」は、新しいファイルを作成しようとしたときに既に同じ名前のファイルが存在していることを意味します。
Unable to(できない)
"Unable to" は、できないという意味です。
あるアクションを実行できない理由を示します。
例えば、「Unable to connect to database」は、データベースに接続できない理由を示します。
また、cannotという英単語も同じような意味があります。
Denied(拒否)
"Denied" は、拒否されたという意味です。
通常、アクセス権が拒否されたことを示します。
例えば、「Access denied」は、ユーザーがリソースにアクセスする権限を持っていないことを意味します。これはセキュリティ上の理由やアクセス制御の設定によって発生するエラーです。
まとめ
今回は、Linuxでよく出るエラーと日本語訳についてご紹介しました。
英語の勉強をしておくと、Linuxやプログラミングでかなり役に立ちます。しかし、TOEICや英検の勉強では直接的に学べることは少ないです。エラーが表示されたら、英単語の意味を調べたり、文法を調べたりすることで、よく出るエラーは読めるようになります。このような手順を繰り返すと、エンジニアに必要な英語力も上がるでしょう!
エラーの内容を知っておくことで、適切な処理ができるようになります。ITの勉強ばかりやるのではなく、たまには、英語の勉強をしてみましょう!(ITの勉強も大切です!)
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ここまでお読みいただきありがとうございました!