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コロナウイルスの感染具合をseabornのヒートマップで表示してみた

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#コロナの感染具合をseabornのヒートマップで表示してみた

##目的
コロナの各都道府県での広がり具合を視覚化する
ゴールはこれです。
colona.png

##方法
pythonのseabornを使用する。
感染者数データ(4/5まで)はこちら。https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
都道府県名データはこちら。https://gist.github.com/mugifly/d6e68a516de4a008687c
いろいろまとめてこちら。https://github.com/kyasby/colona.git

##ライブラリをインポート

import numpy as np
import pandas as pd
import matplotlib.pyplot as plt
import seaborn as sns
%matplotlib inline

%matplotlib inlineはおまじないです。
numpyはcumsum()のためにインポートします。

##感染者数csvをインポート

df = pd.read_csv("COVID-19.csv")
df = df[["受診都道府県", "居住都道府県", "人数", "発症日", "確定日"]]
df = df.rename(columns={"年代":"age", "性別":"sex", "受診都道府県":"hsp", "居住都道府県":"house"})
df

必要なカラムを抜き出し、同時にリネームします。
df[]にリストを渡すことで、そのカラムだけ抜き出すことができます。

df.rename(columns={"old_columns_name":"new_name"},index={"old_index_name":"new_name"})
などと辞書を渡すことで、カラム名やインデックス名を変更できます。

*hspはhospitalです。

##日付作り

for i, row in df.iterrows():
    if type(row["発症日"])==float:
        df.at[i, "発症日"] = row["確定日"]
    else:
        pass
df = df.rename(columns = {"発症日":"Date"})

ヒートマップの横軸を日付にしたいので、日付を取得します。
しかし、以下のように「発症日」にはNaNが含まれているので、その場合は「確定日」で置き換えます。

hsp house 人数 発症日 確定日
神奈川県 神奈川県 1 1/3/2020 1/15/2020
東京都 中華人民共和国 1 1/14/2020 1/24/2020
東京都 中華人民共和国 1 1/21/2020 1/25/2020
大阪府 大阪府 1 1/20/2020 1/29/2020
不明 中華人民共和国 1 1/29/2020 1/30/2020
千葉県 中華人民共和国 1 NaN 1/30/2020

最後に、カラム名を「Date」に変更します。

NaNの判定を
type(row["発症日"])==float
このように書きましたが、もっと良い書き方があれば是非教えてください。

##都道府県のCSVをインポート

todofuken = pd.read_csv("japan.csv", header=None)[0]

##hspの一部を置き換える

df["hsp"].value_counts()

で、「hsp」の中身を確認すると、「羽田空港」や「不明」があることがわかります。

スクリーンショット 2020-04-06 16.04.52.png

df["hsp"]= df["hsp"].apply(lambda x : "その他" if x not in list(todofuken) else x)

applyとラムダ関数を使い、df["hsp"]の中身を一部書き換えます。
都道府県名リストにない場合は、「その他」、ある場合はそのままの都道府県を入れます
applyとラムダ関数を使うときは、おそらくelseがないと構文エラーになります。(未確認)注意してください。

ここまででdfはこのようになっています。

hsp house 人数 Date 確定日
神奈川県 神奈川県 1 1/3/2020 1/15/2020
東京都 中華人民共和国 1 1/14/2020 1/24/2020
東京都 中華人民共和国 1 1/21/2020 1/25/2020
愛知県 中華人民共和国 1 1/23/2020 1/26/2020
愛知県 中華人民共和国 1 1/22/2020 1/28/2020
奈良県 奈良県 1 1/14/2020 1/28/2020
北海道 中華人民共和国 1 1/26/2020 1/28/2020
大阪府 大阪府 1 1/20/2020 1/29/2020

##ピボットにする

pvt = df.pivot_table(index="hsp", columns="Date", values="人数").fillna(0)
pvt = pvt.rename(index = dict(zip(jpn[0], jpn[2]))).rename(index={"その他":"others"})

pandasにはpivot_tableというメソッドが用意されており、文字通りピボットテーブルを作成することができます。(エクセルいらずですね。)また、NaNを0で埋めておきます。

そして、北海道→hokkaidoなどとリネームします。僕の環境では、インデックス名やカラム名に日本語が含まれていると、文字が表示されません。何かインストールすると解決されるらしいですが、リネームで対応します。(より良い方法があれば是非、教えてください。)

jpn[0]の中身は、北海道、青森、など漢字の都道府県名です。
jpn[2]の中身は、hokkaido、aomoriなどローマ字の都道府県名です。

これらをzip関数でペアにし、dict関数で辞書にし、rename関数に渡します。
また、「その他」を「others」に変更します。

ここまでで、このようなデータフレームになっています。
スクリーンショット 2020-04-06 0.42.59.png

##累積人数にする

for i in range(len(pvt)):
    pvt.iloc[i]=pvt.iloc[i].cumsum()

pvtから1行ずつ取り出し、numpycumsum()関数で累積の人数にします。

このように、累積人数に更新されました。
スクリーンショット 2020-04-06 0.46.14.png

##表示して、保存する

plt.figure(figsize=(20,10))
sns.heatmap(pvt.iloc[:,-60:] , linewidths=0, cmap='Spectral', cbar=True, xticklabels=5)
plt.savefig("colona.png")

若い日付の日は、感染者が(幸い)ほとんどおらず表示しれても意味がないので60日前から表示することにしました。
:(スライス)を使うことができます。例えば10:20であれば10以上20未満を示します。

こんな感じで、ヒートマップを表示させることができました。

colona.png

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