#はじめに
DMM WEBCAMPを受講する前、受講した後についての記事です。
現在DWCの受講を考えている方や、プログラミングスクールへ通うか、
どこのプログラミングスクールがいいのかと迷っている方へ少しでも参考にした頂ければいいなと思い、
この記事を書かせていただきます。
(そもそもエンジニア未経験の方がQiitaを見てるか少し疑問ですが...)
この記事は私が受講して実際に感じた事がほとんどなので一切のデータに基づくものではありません
また記事の執筆から時間の経過でスクールの仕様も変わっている可能性がありますのでご了承ください
#目次
0.私について
1.DMM WEB CAMPとは
2.DWCに通うメリット
3.DWCに通うデメリット
4.DWC受講の大まかな流れ
5.結局、DWCに入る意味(まとめ)
#0.私について
まずは簡単に私の経歴や自己紹介を軽くさせていただきます。
Qiitaの投稿はこれが初めてになります。DWCでこの記事を書いてる時点では受講して3カ月目の半分になるため、
既に学習としてのカリキュラムはほとんど終えて、現在は転職用のポートフォリオを開発しております。
経歴に関しては10歳の頃にVBAからプログラムを書き始め、
その後コンパイラ言語、スプリクト言語、スマホアプリの開発など
メジャーな言語やフレームワークやUnityのような開発エンジンなど、
広く浅く独学で触れてきました。
ですが、仕事としてIT業界に携わったことは一切ありませんでした。
今回の記事にはそこまで大きく関連しないので、私の紹介はこれくらいにしておきます。
#1.DMM WEBCAMPとは
DMM WEBCAMPとは、株式会社インフラトップが経営するプログラミングスクールの事で、2018年11月DMM.comに株式を買収される形で、DMM.comへとグループインし名称を「WEBCAMP」から「DMM WEBCAMP」へと名称変更しました。
そのキャッチフレーズは
未経験からITエンジニアへ、転職成功率98%のプログラミングスクール。
(https://web-camp.io/)
とあり、別職種からのエンジニア未経験の方の教育や転職支援を行っています。
ホームページには95%以上がエンジニア職未経験、また転職できなかった場合全額返金保証という記載もあります。
また
DMM.comグループならではの求人の紹介
(https://web-camp.io/)
という欄には様々な形で世に名前が知られるIT企業のロゴが掲載されています。
今回は調べて出てくる事よりも実際にエンジニア未経験ではない私が受講した感想やカリキュラムの内容に関して、
規約に触れない程度に書こうと思います。
#2.DWCに通うメリット
とりあえず、DMM WEBCAMP(以下、DWCと略します)というプログラミングスクールの特徴を簡潔に言いますと
###最短で現場力を身に付ける事ができるプログラミングスクール
だと思います。
ここで言う現場力というものがどういったものであるのか、
私の考える現場力ではないプログラミングというのは例えば競技プログラミングのようなものはその人の数学的能力だったり、
頭の柔らかさを鍛える事はできますが、それが実際の業務でフルに発揮されるかというと違うと思います。
(プログラムの組む早さや計算メソッドの理解を極める意味では、競技プログラミングも一つの手段だとは思います)
他にも高校や大学で学ぶ基礎構文や四則演算など、
一通りを学んだ段階で一人で一つの仕事ができるかというと無理だとは思います。
現場力というのは、言い方が悪いかもしれませんがクラスやメソッド、関数の理解は一旦置いといて、
完璧な理解が無くとも最低限何かサービスとなるものを組み上げることができる力だと私は思っています。
だからこそ未経験で前職で全く関係ない仕事をしていた方が受講し、最低限の現場力を身に付ける事で最短3カ月でエンジニア職に就くことができるというのがDWC一番の魅力だと思っています。
実際にカリキュラムの内容に触れる事はできませんが、一つのWebアプリを作り上げるという点のみにおいてはプログラムに全く触れたことがないような方でも理解する事ができるカリキュラムになっています。
DWCを受講する前は、実際プログラムのプの字も知らない人たちが3カ月のカリキュラムで何ができるようになるんだと舐めた事を思っていましたが、実際受講して私と同時期に受講したエンジニア未経験の方々も、もちろん成長の遅い早いはありますが確実に現場力が身に付いていると感じる事が多々あります。
#3.DWCに通うデメリット
受講中という事もあり、声を大にしてこのスクールはダメだと言う事はもちろんできませんが、
特に不満を感じたことはありません。
強いていうならカリキュラムはエンジニア未経験の方に対して設計されているので、
私のようにある程度独学でプログラムをかじったことがある人間からすると、
最初のうちは基本的な事が多くて退屈になるかもしれません。
また3カ月という短い期間ですので、学習のターゲットとなる言語やフレームワークが絞られてしまうという点がデメリットかもしれません。
3カ月の学習を終え、スクールを卒業し現場に就いた後に一つのフレームワークでしか開発の経験がない状態なので新しい知識をどんどん取り込む努力は確実に必要になると思います。
カリキュラムはWebアプリの開発に限られるので、
フロントでhtml,cssサーバーサイドでphp,ruby,pythonまたJSやデータベースの理解も必要ですが、
その中でサーバーサイドで一つの言語を学び、html,cssも最低限の理解で進み、JSもカリキュラムは用意されていますが、
多くの受講生はあまり理解が無いまま進んでしまうという状況にあります。
またスクール自体も時間割が用意されていてこの時間に行かなければいけないというのも無く、
自分のペースでカリキュラムを進め、分からなければメンターに質問するという方式であるため、
自主的に学習を進める意欲が無ければ身に付くことは無いと思います。
とりあえず違う仕事がしたいけど、そんなにやる気もないし勉強もしたくない、
そんな状況で通ってしまうと全然スクールに通わず、最悪辞めてしまうという可能性もあります。
これはDWCを含むプログラミングスクールのみではなく、SEという職全てに共通すると思いますが仕事をしているだけでは、
もちろんその業務に関しての成長はあるかもしれませんが、それ以外でも何か知識を付けるための勉強を続けていかなければ、
その仕事しかできない人間になってしまうと思います。
長々と書きましたが、実際に「DMM WEB CAMP」「悪い」「不評」などで検索してもあまり悪評は見つかりません。
実際入ってみて、確かに同時期に入った方々の満足度も高く、もちろんここから各々が転職活動の後に仕事に就くのですがカリキュラムやスクール自体への不満の声はほとんど聞こえてきません。
#4.DWC受講の大まかな流れ
0ヶ月目 受講前カウンセリング、入講テスト、受講手続き
1ヶ月目 開発環境の構築やWebアプリ開発で最低限必要な知識の学習
2ヶ月目 チーム開発
3カ月目 個人ポートフォリオ作成
4カ月目~6ヶ月目 転職支援
###0ヶ月目
入講を考えた段階でまずは受講前のカウンセリングを受けて、実際に自分の目的にDWCが合っているか、
足を運んで確認するのが一番大事だと思います。
DWCのカウンセリングではその方の個人的な経歴やエンジニアになりたいと思った動機などから、親身になって受講するか否かのアドバイスを頂くことができます。
その後、受講するかを決断する前にテストを受ける必要があります。
そしてテストに合格した後、受講するかしないかを決断する事になります。
受講を決断した場合、受講料の70万円前後(記事執筆時点)を一括、または用意された分割支払い方法で支払いすることになります。
###1ヶ月目
その後、次の月の初日(DWCは基本的に金曜日休みになっているので、金曜日が1日であれば翌日)から初回オリエンテーション、翌日にウォーミングアップとしてカリキュラムの説明や進め方、教室等施設の利用案内の説明がされます。
具体的なカリキュラムの内容はここで説明する事ができませんが、エンジニア未経験の方でも分かるような開発環境の設定やプログラムの基本から入り、その後webアプリの開発へと進んでいくカリキュラムになっています。
また1ヶ月目には3つの課題が用意されており、カリキュラムを進めながら課題をクリアしていくことが1ヶ月目の一番の目的となります。
課題の具体的な内容にも触れることはできませんが、こういった仕様のwebアプリを提出してくださいといった課題になります。
もちろん分からない部分や躓いてしまったときは教室にいるメンターの方に質問することができます。
オフラインで行われるスクールの一番のメリットはやはり質問のしやすさ、
実際に画面を見てもらい分からない箇所をすぐに聞くことができる点だと思います。
そして3つの課題をクリアした後に2ヶ月目に進むことができます。
(設定された期日までに3つの課題が終了しなかった場合2ヶ月目に進むことができず、もう一度1ヶ月目のカリキュラムをやり直すことになります。)
###2ヶ月目
2ヶ月目はチーム開発のカリキュラムとなります。2ヶ月目の初日にガイダンスが行われ、同じ月に受講している受講生を3,4人ずつのチームに分け、それぞれのチームで1つのWebアプリを開発していきます。
開発の設定としては、受注開発を行う企業でWebアプリの開発を依頼され、その後設計から開発、テストまでの一連の流れをチームで行うといったものです。
DWCの場合、あらかじめ要件定義書と機能一覧をチームに渡され、それに従いチーム毎に設計を進めていきます。設計段階では要所要所で完成した設計書や開発スケジュールの提出が必要で、すべての提出が完了した段階で実装段階へと移ることになります。
もちろんチーム開発でもメンターの力を借りて、分からない箇所や疑問点を解決していきます。
その後テストを終え、完成したWebアプリを全体で発表します。全てのチームで同じ要件定義書、機能一覧が出されているので、同じ仕様のWebアプリをそれぞれのチームがどのように作ったのかを見て、チーム内外でも学びを深めることができます。
またこの時期からは転職のためのキャリアサポートが始まります。
自己分析や履歴書の作成や、スキルシートの作成などをキャリアのアドバイザーの方と二人三脚で進めていきます。
###3ヶ月目
3ヶ月目は転職活動で実際に企業に提出することになるポートフォリオを作成する事になります。
そのテーマは個人個人自由ですが、1ヶ月目、2ヶ月目のカリキュラムに沿ったポートフォリオを開発する事が推奨されます。
私も現在開発中ですが、ポートフォリオが完成した際に過程や考えた点などをQiitaにまとめるつもりです。
もちろん実際に提出するポートフォリオなので、デプロイ(実際にインターネットに公開して一般ユーザーが使える状態にする)を済ませ、完成となります。
ポートフォリオ開発でも希望があればメンターの助言を頂くことができます。
###4ヶ月目~6ヶ月目
ポートフォリオの作成を終え、4ヶ月目へと突入した受講生は東京・大阪のどちらかの場所で転職活動を始めることになります。
といっても、自分で企業のエントリー概要からエントリーシートを送り...という普通の転職活動をするわけではなく、DWCを通じて企業にエントリーする事になります。
一応DWCの転職支援を受けることができるのは6ヶ月目までとなっております。そのためそれまでに内定がもらえなかったら...ということも2%(98%の転職実績があるため)有り得てしまうので、ポートフォリオに力を注がなければなりません。
またこの辺りは実際に経験をしてから記事にしたいと思います。
とりあえず今回はDWCでの学習編という事で記事にさせていただきました。
#5.結局、DWCに入る意味(まとめ)
最終的にDWC、強いてはプログラミングスクールに入る意味があるのかという疑問に答えていきます。
私のように独学である程度プログラムを学んでいる人間がプログラミングスクールに通う意味ですが、やはり転職のサポート、紹介をしてもらえるという点に9割方のメリットが集まっています。
学歴も職歴も無い、未経験の方をエンジニアとして雇っていただける企業様は就職サイトで調べれば確かにあります。
しかしその実情は現場でスキルを磨かせていただけるような企業ばかりではなく、朝から夜までひたすらテストを繰り返し、スクリーンショットを撮って保存するだけの仕事だったり、(これは経験談ではなく聞いた話です)
エンジニアとして上へ上へと昇っていくためには自分のできる事を増やしていく必要があります。
業務で使う言語や、フレームワークの理解を深めていくことはもちろん、もっとこういう言語を学びたい、こういう開発がしたいと思ったときには自分の時間を作り業務外で勉強していかなければいけません。
そのために出来るだけエンジニアとして入社する一社目の会社には、
現場でコードを書かせていただけるような企業に入りたいと思っています。だからこそ私はDWCを受講しました。
私以外の方でも前職は全くエンジニアとは関係ないような仕事をしていた方ばかりが集まっています。
その状態で入社できる企業は確かにあります。ですが、その会社に長く勤める事で自分の開発スキルの向上ができるのか、総合的な観点から見てやはり私はエンジニアになる前に未経験の方はプログラミングスクールに通うことをお勧めします。
(もちろん新卒で大手企業に入社し、0から会社で教育してもらえるような方は除きますが...)
頼まれて書いた記事でも宣伝でもないですが、DMM WEBCAMPが高い満足度を誇り、悪い評価が見当たらないのも実際に受講してみて私は納得しました。
今の自分の状況、入りたい企業、やりたい仕事などを考えプログラミングスクールに入るか否か、どのプログラミングスクールに入るか考える一つの参考にこの記事がなればいいと思います。