はじめに
最近膝がむずむずしてなかなか眠れない、ノベルワークスのりょうちん(ryotech34)です。
今回は、AI開発プラットフォームとして有名なHugging Faceで最近スタートしたAgent Courseについて簡単にまとめてみました。
Agent Courseとは
Agent Courseとは、その名の通りAIエージェントについて体系立てて学べるコースです。
ユニットごとに講座が公開され、ステップバイステップでAIエージェントを学ぶことが出来ます。
このコースを学ぶことで以下のことが出来るようになると記載されています。
📖 AIエージェントの理論、設計、実践が学べる。
🧑💻 smolagents、LangChain、LlamaIndexなどの確立されたAIエージェントライブラリの使い方の習得。
💾 Hugging Face Hubであなたのエージェントを共有し、コミュニティが作成したエージェントを探すことができる。
🏆 自分のエージェントを他の受講生のエージェントと比較評価するチャレンジに参加できる。
🎓 課題をクリアすると修了証がもらえる。
私自身、Hugging Faceの強化学習と深層強化学習についてのコースを受講していたのですが、事前に準備されたリソースを使用して体系立てて学べるのがとても気に入っており、今回も応募しました。
ざっと感想
2/17現在、ユニット1を受講した感想になります。とにかくここまでやってくれるの?の連続でした。
最初は座学ということで、LLMについての基本的な知識やエージェントについての概念を学びました。
各ステップで小テストがあり、実際に学んだことをアウトプットして知識を習得することができます。
ここまでは、その他学習サービスとの差はあまり感じられませんでした。
ここがすごい
Hugging Face内でトークンを発行し、コース内で指定されたアプリケーションを複製するだけで、チャットアプリケーションをビルドすることができます。これが本当にすごい。
自分の環境を用意することなく、Web上でコードを編集することでAIエージェントを実装することができます。
実装してみる
今回は、お試しということで名前と数値を与えると、末尾に007
を追加してコードネームを返すようなツールをAIエージェントに追加してみました。
@tool
def get_codename(arg1:str, arg2:int)-> str:
"""A tool that add number to name as codename
Args:
arg1: name that is the first argument
arg2: number that is the second argument
"""
return arg1 + str(arg2) + "007"
CI/CDも実装されているため、保存後に編集内容に不備があった場合でも、すぐに判別できます。
そして、このAIエージェントに
- ハリーポッターの名前と誕生日からコードネームを取得してください
という指示をインプットしてみました。
画像の通り、出力結果は
- HarryPotter19800731:007
と少し雑ですが、きちんと名前と誕生日に007
が追加され出力されていることが確認できました。
ちょっと嬉しい
ユニットの最後にあるテストで一定以上のスコアを取得すると修了証が貰えます。これが地味に嬉しい。褒められると同時に学んだ証跡が形として残るのはとてもいい体験です。
おわりに
今回は始まったばかりのAIエージェントコースについてまとめてみました。
今後ファインチューニングや評価などさらに深い内容まで学べるとのことでとても楽しみです。
また、Discord上で他の受講者とコミュニケーションできるのもモチベーション高く勉強できてとても良いです。気になった方は是非受講してみてください!