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Python基本文法(関数編)

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Python基本文法(標準関数編)

はじめに

初めまして、ryouです。これからプログラミング学習の記録として、毎月1つ記事を執筆していこうと思います。初めての記事執筆となりますので、「こうした方がわかりやすい」といったアドバイスや、「より良いプログラムがある」といったアドバイスがあればご教授いただけると嬉しいです。
今回の記事ではPythonの標準関数についてまとめていきたいと思います。
※初学者ゆえに情報に誤りがある可能性がありますので、引用される際には自己責任でお願いいたします。

Pythonの標準関数について

Pythonは豊富な標準関数を提供しており、これらの関数を活用することで効率的なプログラミングが可能になります。この記事では、Pythonの主な標準関数について簡単に説明し、それぞれの使用例を示していきます。

1. print()

print()関数は、コンソールに出力を表示するために使用されます。複数の引数を取ることができ、引数をスペースで区切って表示します。また、sependといったキーワード引数を使って表示のカスタマイズが可能です。

使用例

print("Hello", "World", sep=", ", end="!\n")  # 出力: Hello, World!

2. input()

input()関数は、ユーザーからの入力を受け付けるために使用されます。引数にプロンプト(ユーザーに表示するメッセージ)を指定することができます。入力された値は常に文字列として返されるため、必要に応じて型変換が必要です。

使用例

name = input("Enter your name: ")
print("Hello, " + name + "!")
# ユーザーの入力: John
# 出力: Hello, John!

3. len()

len()関数は、シーケンス型(例えば、リストや文字列)の長さを返します。リスト、タプル、文字列、辞書などに使用できます。

使用例

my_list = [1, 2, 3, 4]
print(len(my_list))  # 出力: 4

4. type()

type()関数は、オブジェクトのデータ型を返します。デバッグや動的型チェックに便利です。

使用例

a = 5
print(type(a))  # 出力: <class 'int'>

5. int(), float(), str()

これらの関数は、データ型の変換を行います。int()は整数に、float()は浮動小数点数に、str()は文字列に変換します。

使用例

s = "123"
print(int(s))  # 出力: 123

f = "123.45"
print(float(f))  # 出力: 123.45

i = 123
print(str(i))  # 出力: "123"

6. sum()

sum()関数は、数値のイテラブル(リストやタプルなど)の合計を返します。オプションの開始値を指定することもできます。

使用例

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(sum(numbers))  # 出力: 15

7. max(), min()

max()関数とmin()関数は、それぞれイテラブルの最大値と最小値を返します。複数の引数を取ることも可能です。

使用例

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(max(numbers))  # 出力: 5
print(min(numbers))  # 出力: 1

8. abs()

abs()関数は、数値の絶対値を返します。正の値に変換するために使用されます。

使用例

number = -10
print(abs(number))  # 出力: 10

9. round()

round()関数は、数値を指定された小数点以下の桁数に丸めます。第2引数を省略すると、整数に丸めます。

使用例

number = 3.14159
print(round(number, 2))  # 出力: 3.14

10. sorted()

sorted()関数は、イテラブルをソートした新しいリストを返します。オプションのキー関数や逆順ソートもサポートします。

使用例

numbers = [5, 2, 3, 1, 4]
print(sorted(numbers))  # 出力: [1, 2, 3, 4, 5]

逆順の場合

numbers = [5, 2, 3, 1, 4]
print(sorted(numbers, reverse=True))  # 出力: [5, 4, 3, 2, 1]

11. zip()

zip()関数は、複数のイテラブルを一つにまとめたイテレータを生成します。対応する要素をタプルにまとめて返します。

使用例

list1 = [1, 2, 3]
list2 = ['a', 'b', 'c']
zipped = zip(list1, list2)
print(list(zipped))  # 出力: [(1, 'a'), (2, 'b'), (3, 'c')]

標準関数のまとめ

関数名 説明 使用例 出力
print() コンソールに出力を表示する。 print("Hello, World!") Hello, World!
input() ユーザーからの入力を受け付け、文字列として返す。 input("Enter your name: ") ユーザー入力に依存
len() シーケンス型の長さを返す。 len([1, 2, 3]) 3
type() オブジェクトのデータ型を返す。 type(5)
int() オブジェクトを整数に変換する。 int("123") 123
float() オブジェクトを浮動小数点数に変換する。 float("123.45") 123.45
str() オブジェクトを文字列に変換する。 str(123) "123"
sum() 数値のイテラブルの合計を返す。 sum([1, 2, 3, 4, 5]) 15
max() イテラブルの最大値を返す。 max([1, 2, 3, 4, 5]) 5
min() イテラブルの最小値を返す。 min([1, 2, 3, 4, 5]) 1
abs() 数値の絶対値を返す。 abs(-10) 10
round() 数値を指定された小数点以下の桁数に丸める。 round(3.14159, 2) 3.14
sorted() イテラブルをソートした新しいリストを返す。 sorted([5, 2, 3, 1, 4]) [1, 2, 3, 4, 5]
zip() 複数のイテラブルを一つにまとめたイテレータを生成する。 zip([1, 2, 3], ['a', 'b', 'c']) [(1, 'a'), (2, 'b'), (3, 'c')]

これらの標準関数は、Pythonの基本的な操作を簡単にするために非常に便利で、Pythonをマスターするには必須の知識です。今回紹介したもの以外にも標準関数はいくつもあるのでこれからも日々学習していければと思います。また機会があればほかの関数もまとめてみようと思います。

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