実はC#なにもわからないです。2019年3月5日に実施された、日本ディープラーニング協会主催「G検定(ジェネラリスト検定)2019#1」の合格エントリ。
受験した理由
受かったら会社が10万円くれるというものだから。
会社の善意でCEATEC2018に参加させて頂いた際にPreferred Networks社の「全自動お片付けロボットシステム」の展示を見て人工知能に興味を持ったからです。
当方のスペック
- 文系大卒SE
- エンジニア歴3年
- ばっくぷろばけーしょん?なにそれおいしいの?
使用した教材
参考書
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人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
→導入に最適な一冊。これを読んでディープラーニングの全体像をつかめました。ただし、この本からの出題はあまりなかった印象です。 -
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト
→かなり読み込みました。Amazonレビューではひどい書かれようですが、個人的にはこれを理解できたら余裕で合格できると思いました。 -
徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集
→後述のStudy AIの模擬テストの少し簡単バージョン。偏微分、行列計算とかの練習問題やAIの各種手法の解説が充実しています。 -
AI白書 2019
→最後の3日間くらいかなり読みこみました。が、読んだところから1問も出なかった。法律関係の内容は全く意味わからなかった(´;ω;`)。改正著作権法の話とか、自動運転に伴う警察庁の対応とか知らんがな。この本から主要なAIの会社や人物をかなり覚えたけど1問も出やしなかった。 -
ディープラーニング活用の教科書
→ディープラーニングをどのように社会に実装するかに焦点をあてて書かれています。転移学習の事例とか開発手法(アジャイル)の話とか、素直に読んでておもしろかったです。ただし、この本からの出題は全くなかった。
ネット
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YouTubeで公開されているDeep Learning 勉強会
→チームラボ主催のディープラーニングに関する勉強会を録画した動画でお金出しても見たい内容でした。一番初めにこれを見ることでディープラーニングのイメージをつけることができました。 -
Study AIの模擬試験
→2割(?)くらい同じ問題が出ました。問題と答えを暗記してればかなり時間短縮できるので、やりこむと良いと思います。 -
Study AIの模擬試験(補強版)
→有料で999円します。↑とは違いここからはあまり出題がなかった印象。BERTや自律兵器システム、説明可能なAI、Open AIあたりは勉強しててよかったです。 -
株式会社アイデミーのYou Tube動画
→知識の定着に役立ちました。混合行列の内容はそのまま出題されたような(?)
トータルコスト
教材費等
検定料…12,960円
人工知能は人間を超えるか…1,512円
AI白書…3,888円
公式テキスト…3,024円
徹底攻略 G検定問題集…2,268円
ディープラーニング活用の教科書…1,880円
Study AIの追加問題…999円
合計25,532円
総学習時間
試験の1か月前から学習を開始。土日はがっつり学習したので、50時間くらいは学習したかと。
合格のためのTIPS
Chromeの拡張機能を使おう
RightToCopy
JDLAのチュートリアルをいじれば分かるように、右クリックとか文字の選択ができなくなってます(要はHTMLのbodyに「oncopy="return false;"」の設定がされています)。その設定を突破する拡張機能です。
AutoGENERAL
結局、買わなかったけど説明を読む感じなんかスゲー使えそうです。
法律問題が序盤にでる
最後の方に出ると思ったら、10問目くらいから約15問連続で出題されました。そのため、かなりペースが崩されましたが焦らずに飛ばし、時間が余ったら調べながら問題を解くのが良いと思います。
数学系の問題、実は得点源
偏微分、調和平均、行列、ベイズの定理とかとか、文系出身でもネット使えば解けるような問題ばっかです。苦手意識を持たずに勉強すると実は法律問題の数倍簡単なのです。
12時50分から試験開始可能
試験の10分前からログインできると公式HPに書かれていますが、実は10分前から試験開始可能ということです。5分前にログインし、そのまま試験開始ボタンを押した瞬間に試験が始まりビビりました。
受験中に感じた「知らんがな」
- Hadoopsの分散処理?バッチ処理?知らんがな。
- 自己情報量?知らんがな。
- Fully Convolutional Network?知らんがな。
- スキップコネクション?知らんがな。
- Bounding Box?知らんがな。
- 談話構造解析?知らんがな。
- Inceptionモジュール?知らんがな。
- TD学習?知らんがな。
- アフィン変換?知らんがな。
- 双方向RNN?知らんがな。
- カプセルネットワーク?知らんがな。
受験後の所感
Study AIの模擬試験をやりこんでいたので意外に難しいと思いませんでした。8.5~9割くらいできたかなーという印象です。できる問題をいかに早く捌くことができるかが鍵になると思いました(そのためには、公式テキストの理解が非常に重要になると思います)。できる問題をとりあえず済ませることで、約30分残して試験を終えられました。そのため、残り時間で上記の「知らんがな」の検索に集中できました。法律関係はほとんど捨てました。
最後に
Pythonを1回も触らない状態で受かってしまって何とも言えない罪悪感です。ゆくゆくはC#erが大好きAzureのCognitive ServiceとかJyupiter Notebookとかとか触ってみたいでござる。