🥽 仮想環境【Python編】
🙋 はじめに
Djangoを学習しようと思い、仮想環境を構築する必要があるらしいと知り、ChatGPTさんに聞きながらまとめました。初心者なので間違ってたら修正してください～
✅ 仮想環境とは？
- 仮想環境（virtual environment）とは、プロジェクトごとにPython本体やライブラリのインストール先を分離できる仕組み。
- 他のプロジェクトのライブラリやバージョンと干渉しない、安全な開発環境を作るためのもの。
- グローバル環境に直接インストールするリスク（他プロジェクトの破損）を防げる。
✅ Pythonの仮想環境構築方法（venv)
▶ Step 1：作業ディレクトリを作成
仮想環境を使用したいプロジェクトのフォルダをつくりましょう。
場所はお任せです。
mkdir myproject
cd myproject
▶ Step 2：仮想環境の作成
python -m venv venv
-
venvは仮想環境フォルダの名前。任意だが慣例としてこうすることが多い。
▶ Step 3：仮想環境の有効化（activate）
-
Windows（cmd / PowerShell）:
venv\Scripts\activate
-
MINGW / Git Bash とか:
source venv/Scripts/activate
- 有効化に成功すると、プロンプトが
(venv)付きになる。
▶ Step 4：Djangoなど必要なパッケージをインストール
pip install django
✅ VS Codeで自動アクティベートの設定（任意）
上のStep3 activateはフォルダを開いたときに毎回しなければいけません（基本）。
単にフォルダに入るだけでは（venv）のpythonは使われない。
★ VS Codeでフォルダを開いたときに activate するように設定できる。
▶ Step 1：.vscode/settings.json を作成
作業フォルダに .vscode/settings.json を以下の内容で作成：
この例ではデフォルトのターミナルをコマンドプロンプトに指定していますが、これはご自由に！
自動activateに必要なsettings.json の中身は以下 ⇓
{
"python.defaultInterpreterPath": "venv/Scripts/python.exe", //デフォルトのインタプリタ
"python.terminal.activateEnvironment": true, //自動activate
}
▶ Step 2：ターミナルを再起動
→ (venv) が表示されていれば成功！
▶ チェックポイント
- 仮想環境が
venv/に存在しているか - VS CodeのPython拡張が有効になっているか
- VS Code最下部に記載のPythonインタプリタが
venvを使っているか（変更可能）
✅ 仮想環境 Q&A
❓ 仮想環境の作成時のライブラリ
- 初期状態では以下のみ：
pythonpipsetuptoolswheel
- NumPy や Django などは自分で
pip installが必要。
❓ 仮想環境を作ると python.exe はどこにある？
- 仮想環境内に専用の
python.exeがコピーまたはリンクされている。- 例：
venv\Scripts\python.exe
- 例：
- これを使うことで他のPython環境と分離される。
❓ どのPythonが使われているか確認するには？
where python # Windows
which python # bash系
または Python内で：
import sys
print(sys.executable)
→ venv\Scripts\python.exe なら仮想環境が有効になっている証拠。
❓ 仮想環境の概念はPython以外にもあるの？
-
ある！
多くの言語やツールで同様の仕組みがある：
| 言語 / ツール | 仮想環境 or 分離の仕組み |
|---|---|
| Node.js |
node_modules, nvm
|
| Ruby |
Bundler, rbenv
|
| Java |
Maven, Gradle
|
| Rust | cargo |
| Docker | 言語に依存しない仮想実行環境 |
おわり
ありがとうございました！