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ElasticTranscoder VS MediaConvert


要件

1.ユーザーが動画をアップロードする

2.動画をHLSにエンコードする

3.HLSの動画を配信する


どちらを使うか?

AWSを用いた動画のエンコードをする時はどっちかを使うことになります。

MediaConvertはElasticTranscoderより幅広い種類のエンコードを対応しており超高画質の動画に対応するとかじゃない限り料金も安いです。

動画の結合や音声の差し替えなど高度な編集も可能です。

エンコードの処理時間も短縮されていますので基本的にはMediaConvertを選ぶべき。

AWSも推奨しています。

ただし、お互いできることできないことがあるので慎重選びましょう。

この記事が参考になると幸いです。


料金(2019/02/12)

どれくらいの高画質にエンコードするかにもよりますが参考


ElasticTranscoder

0.034USD


MediaConvert

0.0212USD

詳細はこちら

https://aws.amazon.com/jp/elastictranscoder/pricing/

https://aws.amazon.com/jp/mediaconvert/pricing/


できないこと

全てではないですが自分が気になったとこ


ElasticTranscoder

・高度な動画の結合などの高度な編集

・H.265に対応していない

※H.265とは従来のH.264とくらべて圧縮率が2倍になっているので動画ファイルのサイズも大幅に削減されます、8Kにも対応しており今後の応用が期待されている

・エンコード結果はSNSにしか通知できない


MediaConvert

・動画ファイルの暗号化のキーにKMSを利用できない

・動画の自動回転

・WebM動画の作成

・アニメーションGIFの作成


UI、管理しやすさ


ElasticTranscoder

シンプル

英語

image.png


MediaConvert

ぱっと見でわかると思うがElasticTranscoderより大分使いやすい

また、設定をテンプレートとして保存できるので管理もしやすい

image.png


MediaConvertの弱み

MediaConvertは動画の自動回転ができません

これがきつかったです。

スマホで縦に撮影した動画はエンコード後に必ず横向きになります。

私のサービスとしてはこれは結構致命的でした。

参考

https://blog.shibayan.jp/entry/20140708/1404775800

解決方法としては動画をエンコードする前にffmpegかなんかで動画を縦向きにすりゃいんですが、動画の変換処理をサーバサイドで行うとなると負荷がつらい。

クライアント側でもできなくはないですが動画ファイルが大きいとブラウザが停止します。

よって私たちは途中で方針変換し、結局 ElasticTranscoderを使うことにしました。

AWSにも問い合わせたのですがMediaConvertへの自動変換実装予定はまだないそうです(2019/02/12)。

MediaConvertも縦横の自動回転設定ができるようになりました。


余談

ElasticTranscoderを利用しつつ、自動回転がMediaConvertに機能実装されたら乗り換えりゃいいや

と思ってたのですが、動画の暗号化のやりかたが両者では大分異なるので、ElasticTranscoderで暗号化した動画はMediaConvertでは復号できなさそうです。

よって、、一度サービスでElasticTransocderを選んでしまうとそれは片道切符になります。(動画暗号化する場合に限り)

MediaConvertの利点数多くみながらも、ElasticTranscoderを選ばざるを得ない状況はつらいもんがありました。

おわり。


参考サイト

https://aws.amazon.com/jp/elastictranscoder/pricing/

https://aws.amazon.com/jp/mediaconvert/pricing/

https://blog.shibayan.jp/entry/20140708/1404775800