結論
※※※※個人の感想です※※※※
誰しもなりえます。運です。
予兆の睡眠の質低下や食生活の変化は意識しないと気づけない。
意味もなく涙が出たらすぐに病院/カウンセリングへ行った方がいい。
休職後に「体調が回復した」と思っても、そのあと数か月は様子を見てから復職した方がいい。
自己紹介
最近うつ状態から運よく復活した、猫大好き40代エンジニアです。
2019年の夏から2022年の冬まで、うつ状態のまま地獄を味わいました。
一度浅はかな復職をして、、、
再発に怯えてますが、結果的にはほんとに運がよかった。
体験記
1度目の休職と復職
2019年の夏、色々あって限界がきて会社を早退。
早退後にクライアントからのチャット通知に気づき発狂。
部屋のモノを破壊、泣きじゃくる、手足がしびれてしばらく動けなくなる。
そのまま数日有休取って病院へ行き、診断書を貰って休職へ。
休職後2週間は焦燥感と消えたくなる感(?)で何も出来ない。
が、それも焦燥感になる。無限ループって怖いですね。
薬が効いて少し元気になる。気晴らしに外にも出てみる。
今思えば焦ってたんでしょうね。のんびり構えてればいいものを。
担当医に「調子がいいです。復職したいです。」と告げてしまう。
晴れて1か月で復職ことに。これが地獄の始まり。
1度目の復職後
思考力/判断力/決断力が全く戻ってなく、パフォーマンスが全くでない。
日常生活でも
- スーパー行くと何買えばいいかわからない。フリーズ。
- 水を飲みたいと立ち上がる。冷蔵庫から何か取りたいと思う。フリーズ。
などなど。
何もできない自分にひどく落ち込む。これが半年ぐらい続いたかな・・・
その当時の具体的な記憶はあまり覚えていない。
業務の調整をしてもらいつつ、なんとか出来ることをするようになる。
が、こんなことしかできないのか・・・という気持ちは常に持ち続ける。
数か月周期で大きな波が来て、その都度「会社やめようかな」「消えたいな」と思う。
そのうち、寝起き / PCの前に座る / 何かしらある と手足がしびれて、フラッシュバック状態へ。
やるべきことが分かっているのに、簡単なコードすら書けない状態になる。
2022年の春に再度酷い限界が来て休職へ。
そして2度目の休職
最初の1か月目は1度目と同じくだんだん調子が戻ってくる。が、ここで分岐点。
このまま復職すると同じことの繰り返しになると思い、しばらくは様子を見ようと思う。
心に余裕ができると、睡眠、食欲が異常であることが自覚出来た。
実は2019年(たぶんもっと前)から、ここまで下記症状の自覚が全くなかったです。
- 食欲異常:夜に「弁当(大)2つ + ロールケーキ1本」などを食べる。我慢もできない。
- 睡眠の質低下:1,2時間おきに目が覚めるかつ、一度目が覚めると寝付けない。
コイツはヤベーと。とにかく自分をコントロール出来なくなっている。
とにかくこの2つがコントロール出来までゆっくり休もう。期間は無期限と決心。
処方される睡眠薬がだんだん強くなってきて、ようやく4時間ほど連続で寝れるようになる。
朝には散歩。視界がクリアになる。食欲も普通に戻ってどんどんやせる。(最終的に3か月ぐらいで10Kg落ちた)
毎日[食事/睡眠/充実度/体重]のスコア記録を始める。
休職4か月目にはかなり回復していたが、復職後に再度不調になると思い、色々準備する。
睡眠薬を減らせるか~とか、親族関連の心配事を解決~とか、最悪セーフティネットを使ってもいいように準備~とか。
「確定ではないが1,2か月後に復職する」「出来ること、出来ないこと」を上司に宣言をして、揺らぎを見る。
などなど行い、結局6~7か月間休職しました。
2度目の復職後
事前に宣言した通り、出来ない仕事(1度目の休職の切っ掛けになったクライアント)からは外してもらいました。
それでも復職後1か月あたりで寝れなくなることがありました。
が、記録をつけていた事で適切に対応、担当医に相談して睡眠薬を処方してもらって安定化。
今は無理のない範囲で仕事をしつつ、システム設計、プログラミングの面白さを取り戻ました。
まとめ
猫飼ってるんですけど、この子たちが居なかったらどこかでドロップアウトしてましたね。真面目な話。
地獄のような経験でしたが、貴重な経験でした。これも何かの縁だと今は思えます。
この経験を生かして、ゆったりやれる状況も生かしつつ、協力してくれた会社に何か返せたらなと思ってます。
そして、今の状態に戻れたことは運も大きく絡むのかなと。
もし今つらい人は「運が悪いだけだ」と、一度諦めて下さい。
あなたの状態は誰にもわかりません。そして運が良ければ戻れます。
静かに時を待ちましょう。
(書きながら思い出して泣いちゃった)